真面目に、お金のおすすめ5冊を選んでみた

ちょっと肌寒い日があったりしてすっかり秋ですね。

こんにちは、ブログ「今、夢に生きる」のはぎたかしです。

今回は、お金のおすすめ本を5冊、選んでみました。

読書の秋ということで共通テーマが「秋の夜長にお奨めしたい5冊」なので、アシタノメンバーが、それぞれの視点から「自分に影響を与えた5冊」を選んでいます。

それで、私も5冊を考えてみたんですが、普通に上げたらベックさんの5冊とほとんど同じになってしまった…!

あまりにかぶっていたので、ちょっとテーマを絞って「お金に関するおすすめ5冊」をご紹介します!

お金と上手に付き合うおすすめ5冊

  1. 『となりの億万長者』
  2. 『私の財産告白』
  3. 『ミリオネア・マインド』
  4. 『一生お金に困らない生き方』
  5. 『お金の授業』

『となりの億万長者』

億万長者というと、とかくテレビに出てくるようなセレブの姿がイメージされがち。

けれど、そうじゃない、ごくごく身近にいる「億万長者のほんとうの姿」を書き表したのが本書。

  • 身近にいるような億万長者の生活スタイル
  • 億万長者が共通して大事にしていること
  • 億万長者は何を買い、何を買わないか

こういったテーマがまとまっています。

私が一番影響を受けたのは、「金持ちとモノ持ちは違う」ということ。

お金持ちっていうと、どうしてもきらびやかな服、高級車、いい家、そんなイメージがありますが、そういうモノを持っている人が実際はお金持ちかどうかは分からない、というのがよく分かります。

確かに収入は高いのかもしれませんが、稼いだお金は全部モノに変わっていってしまって、お金(資産)は全然残っていない、なんてことはよくあるんです。

お金持ちの「イメージ」と「実態」の違いを教えてくれる良書です。

『私の財産告白』

日本が誇った富豪の一人、本田静六博士の本です。

本田静六博士は、林学博士にして370冊以上の本を書きつつ、株式投資をし大富豪になったというちょっと変わった人物。

明治から昭和にかけての人なので、出てくる事例は古いですし、具体的なテクニックを学べる本ではありません。

けれど、その中に流れている「お金の哲学」は今でも生きていて、先に上げた『となりの億万長者』の実践ケーススタディとしても読める一冊です。

『ミリオネア・マインド』

ミリオネア・マインドは、私が知っている中でも、お金持ちの思考パターン、行動パターンを一番よくまとめている一冊と言ってもいいかもしれません。

本田健さんが訳をされています。

例えば、こんな具合。

ミリオネア・マインド13
金持ちになれる人は「総資産」に注目する
お金に縁のない人は「勤労所得」に注目する

上記のような形で、お金持ちになる人と、縁のない人の違いを17個まとめています。

法則まとめ系としてはすごくいい本です。

ただ、この本に限らず、法則まとめ系にありがちなこととして、「さらっと読めてしまって自分ゴトとして刺さりにくい」のが欠点。

私自身、さらっと読んでしまって、その後で『となりの億万長者』や『一生お金に困らない生き方』を読んで、「あーそうかー!」と思った後に、『ミリオネア・マインド』を読み返すと、「あれ、こんなこと書いてあったっけ…」っていうのを繰り返しています。

『一生お金に困らない生き方』

上記のような『私の財産告白』や『ミリオネア・マインド』はとってもいい本です。

いい本なんですが、知識として、さらっと読めてしまう。

「ふんふん、そうだよねー」って。

けれど、知識として読んでいるだけでは、自分のお金の使い方が変えられないことがあります。

お金に対する罪悪感や、お金に苦労した経験が、自分の深いところにあって、お金のことを「何かこじらせちゃっている」ケースです。

そういうときには、さらっと読めない本、言い換えると「心をざわざわさせてくれる本」を読んでみるのも一つ。

おすすめは心屋仁之助さんの『一生お金に困らない生き方』です。

一読すると「ありえない!」と思うことが一杯書いてあります。

けれど、よくよく読んでみると、言っていることの本質は『ミリオネア・マインド』なんかととても近い。

一例をあげてみましょう。

例えば、『ミリオネア・マインド』

自分に価値があろうが、なかろうが、金持ちになることはできる。(中略)自分に価値があるか、ないかというのはつくり上げられた幻想にすぎない。(中略)あなたの考え方一つで、自分の価値は決まる。あなたが、価値があると言えばある、ないと言えばない。

同じことを”心屋節”で言うと、こうなります。

自分が働かなくても、価値を提供しなくても、何もしない自分でも、いっぱいもらっていいんだ、という考え方に変えてほしいんです。寝ているだけでも、(中略)私は100万円ぐらいはもらっていい、と「許可」するのです。

両者とも同じことを言っているんです。

自分の価値を決めるのは自分なんだ、決めるときには自分のキャリアやスキルとかそんなもの関係なく、自分の好きなように決めていいんだ、と。

けれど、言い方が違うだけで、全然印象が変わりませんか?

他の本ではキレイにまとまりすぎてしまっているものを、心屋さんの本は「そんなのありえないでしょ!?」と心をざわざわさせてくれる書き方になっているのが魅力。

自分の心がざわざわ反応することで、自分が持っているお金の価値観、お金をどう思っているのか、といった根っこの価値観をあぶり出すきっかけになります。

『お金の授業』

ここまで「お金の哲学」や「考え方」について書いてある本ばかり紹介してきました。

とはいえ、「今の日本で、すぐに役立つお金の本ってないの?」

そう質問されたら私がおすすめするのは、山崎元さんの『お金の授業』です。

まさしく「授業」という雰囲気で、

  • そもそもお金とは何か
  • 貯め方
  • 増やし方(具体的な投資法を含む)
  • 金融機関との付き合い方
  • 金融商品がいいものかどうか判断する方法
  • 大きな買い物をどう考えるか(家を買うべきか、生命保険をどう考えるか、車はどうする)

上記のような、お金に関する具体的なテーマを広く網羅している一冊です。

この一冊読むだけで、金融機関の人間(私もそうですが・苦笑)のセールストークにのせられることなく、自分で判断する軸ができるはずです。

まとめ

以上、お金に関するおすすめの5冊でした!

金融関係で働いていてしみじみ思うのは、お金のことについては「知っているかどうかがすべてだ」ということ。

絶対に損しない投資があるとしたら、「マトモなお金の知識を仕入れる」ことかもしれません。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で