こんにちは、さいんぽすとのイチ(@kumacharo115)です。
前回の連載では、自分の「好き」を指針にして進むことを提案しました。
【参考】自分の「好き」を羅針盤にして人生を楽しくしていこう! | アシタノレシピ
今までとは違う新しい行動をするようになると、うまくいくこともあれば、逆にうまくいかなかいこともあります。
それはチャレンジできている証拠あり、貴重な経験を得られているので望ましいことです。
ただ、それを運が良かった悪かったで済ませてしまうのは、非常にもったいない。
成功するにしても失敗するにしても、そこには何かしらの要因があるはずなのです。
そこを深掘りしておけば、次に同じような機会が訪れたとき、成功する確率をぐっと高めることができます。
今回は、今日の経験を明日の自分に手渡していく方法を紹介します。
自分だけの成功法則を作る
せっかくの貴重な経験を無駄にせず活かすためには、どんな経験だったのかを記録しておくことが大切。
「記憶」ではなく「記録」です。
記憶は、忘れたり改ざんされることがあるから、頭以外の場所に記録するのです。
「初速思考 30代で一気に突き抜ける人の集中戦略」という本では、次のような方法を紹介しています。
- 毎日成功体験を1つ、1行だけ書き出す
- 成功体験をリストにする
毎日成功体験を1つ、1行だけ書き出す
今日一日を振り返って、うまくいった体験を1つ、1行だけで書き出します。
書くときのポイントとしては、経験した事実を次の行動につながるような言葉で記録することです。
たとえば、「今日はブログがいい感じで書けた」という記録では、次の行動につながりませんが、「起きてすぐブログを書くと、文章がスラスラ出てきた」という記録であれば、「じゃあ明日も朝一でブログを書いてみよう」という次の行動につながります。
この次の行動も一行で合わせて書きておきましょう。
本書では、失敗体験よりも成功体験を記録することをすすめています。
というのも、苦手なことにフォーカスするよりも、モチベーションを維持しやすいし、得意なことに磨きをかける方が、より大きな結果にアプローチできるからです。
とはいえ、失敗から学ぶことも多いので、同じミスをしないためにも失敗の記録も必要でしょう。
また、成功体験といっても立派なものでなくてもかまいません。「こんな工夫をしたら作業時間が短くなった」というような小さなことでいいのです。
日常的に変化を起こす生活をしていれば、何かしら小さな成功体験があるはずです。
【参考】同じことを繰り返すだけの毎日を終わらせる!人生に変化を起こすために必要なこと | アシタノレシピ
成功体験をリストにする
記録した成功体験を集めてリストを作ります。本書では、このリストを「アクションリスト」と呼んでいます。
アクションリストでは、記録を時系列で並べるのではなく、テーマ別に分類していきます。
- ブログの成功体験
- 読書の成功体験
- 子育ての成功体験
- 営業活動の成功体験
- 事務処理の成功体験
テーマ別に分類しておくことで、これから取り掛かる作業の成功体験を一覧できるのです。
このリストが成長していくと、自分だけの成功法則が積み上がっていくので、記録を残していない場合に比べて、迷いがなくスピードが早くなり、なおかつ成功する可能性も高くなります。どこかの誰かの成功法則ではなく、自分から生まれたものなので、効果が大きいのです。
今日の経験を明日に引き継いでいくので、今日より明日、明日より明後日、と成長していきます。
毎日やることが成長の速度を上げるポイントで、これが一週間に一回、一ヶ月に一回になると、成長が緩やかになってしまいます。
日記と組み合わせる
私の場合、毎日日記をつけているので、そこから経験を抜き出すようにしています。
【参考】今まで日記を挫折してきた人でも続けられる!EvernoteとiPhoneで日記を書く方法 | さいんぽすと
うまくいった経験をEvernoteに保存したり、うまくいってないことの改善案を考えてタスクを作ったり。
すでに日記を書いている人は、今書いている内容に加えて、成功体験を蓄積することを意識するといいでしょう。
日記を書いていない人は、前述のように、成功体験を1つだけ書き出すことを目標にしましょう。それなら、日記を書くよりずっとハードルが低くなります。
あとがき
この本が「初速思考」というタイトルだからといって、「早く成長しなければ」と焦る必要はありません。
毎日淡々と経験を記録し、今日の自分から明日の自分にバトンを引き継いでいけばいいだけです。
その積み重ねが、1年後には想像以上に大きな変化になっていることでしょう。

毎日を楽しくする情報を発信するブログ「さいんぽすと」を運営しています。おもしろそうなことを見つけると、すぐ行動するのが特徴。広島ぶろがー会主催の一人。3人の子供たちとの時間を大切にしつつ、自分の時間も楽しんでいます。
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