自分を変える努力も大切だけど環境を変える工夫を忘れずに!

こんにちはー! 夢とらしさで遊びたい、コーチはぎたかしです。

前回、「僕が自分らしく生きるために身に着けて良かった3つの習慣」という記事を書きました。

僕が、まったく時間にもお金にも気持ちにも余裕がなかった頃から、かなりゆとりのある生活ができるように変わるまでに身に着けて、役に立っている3つの習慣をまとめたものです。

参考:自分の人生を生きるために心から習得して良かった3つの習慣

思ったよりも多くの反響をいただいて嬉しかったのと同時に、「もう少し一つひとつの習慣について突っ込んで書いたら良かったなぁ」と思ってもいます。

そこで、今回から一つひとつの習慣をもう少し突っ込んでご紹介します。

今回は、最初に取り上げた「環境を変える習慣」です。

環境を変える習慣

1. 職場を変える

僕が、環境を変えることの威力に気づいたのは「転職」でした。

転職をして一番衝撃だったことは、「自分が何も変わっていないのに、すべてが変わった」こと。

僕の能力は何も変わっていないんです。

仕事がよくできるようになったわけでも、コミュニケーション能力が上がったわけでも、何かを思いっきり勉強したわけでも、手帳術やメモ術を工夫したわけでもない。

けれど、職場が変わった瞬間に、すべてが変わりました。

求められる能力が変わりました。

勤務時間が変わり、時間の使い方が変わりました。

同僚との関係が変わりました。

会社からの評価が変わりました。

報酬の仕組みががらっと変わりました。

あまりにすべてが変わったのを目の当たりにして、僕は教訓を得ました。

一つは「今いる場所で頑張ることは大切。だけど、それが思考停止になっちゃいけない。

自分を変える努力をするなら、同じくらい自分にフィットする環境を選ぶ努力をしたほうがいい

2. 住む場所を変える

また、住む場所を変えたときにも、環境を変えるパワーを実感しました。

簡単にできることではありませんが、効果は絶大です。

特に大きいのは、通勤時間への影響。

僕は、勤務地も住む場所も何回も変わっているので、通勤もいろんなパターンを経験しました。

車、電車、自転車、歩き。

片道1時間半から、1分(職場=家)まで。

あらゆるパターンを経験して、今では「多少家賃が高くなっても職場の近くに住むほうがいい」と思っています。

通勤時間が片道1時間の人と、片道15分の人。

往復で考えたら、毎日1時間30分の違いが出ます。

月に20日勤務するとしたら、ひと月に30時間の違いがあります。

30時間をもしぽちっと買えるとしたら、いくらまでなら払いたいと思いますか?

もし、通勤を短縮して手に入る時間を買うために払ってもいい金額+今の家賃>職場の近くの家賃、になるようなら、真剣に引っ越しを考えてもいいかもしれません。

住む場所は、お金だけじゃなく自分の時間コストも考えながらバランスを取りたいですね。

3. つきあう人を変える

職場を変えたり、家を変えたりすることは劇的な効果がありますが、すぐにできる話ではないと思います。

ここからは、もう少し「やりやすい」変化の話をしていきましょう。

まずは、「つきあう人を変える」。

僕たちは、どうやら周りにいる人に驚くほど(無意識のうちに)影響を受けているようです。

社会的なつながりが、人にどんな影響を及ぼすのか、その研究を一冊にまとめた本があります。

タイトルはずばり、『つながり』。

分厚い本なので詳細は省きますが、「友人や、友人の友人といったつながりが、どれほど私たちに影響を及ぼすか」をまとめた本です。

勉強熱心なルームメイトと同室の学生は、よく勉強するようになる。大食漢の隣で食事をする人は、食べる量が増える。隣人が庭いじりをする人だと、自分も芝生を手入れするようになる。(p36)

つながりが大きな影響を与えるのであれば、それを上手く使ってやればいい。

自分が憧れるような人、自分とやりたいことを共有できるような人とのつながりを強めていけば、行きたい方向にグッと近づきやすくなります。

僕はブログを通じて、共感できる人と出会ったことで、この「つながり」の効果を実感しています。

4. ちょっとした工夫

また、笑ってしまうようなちいさな工夫も、大きな効果を生むことがあります。

僕が大好きな本の一つに『スイッチ!』という本があります。

サブタイトルが、「変われない」を変える方法、となっている通り、どうやったら自分が望む方向に変化を起こせるのかを分かりやすいフレームワークでまとめている一冊です。

その中に、こんなエピソードが紹介されています。

映画館で容器の大きなポップコーンを渡された人は、小さな容器で渡された人よりもたくさん食べてしまった!

部下から「コミュニケーション不足」と評価された上司が、部屋の模様替え(部下と話しているときにPCが目に入らないように配置換え)をしただけで、評価が大きく改善された!

ちょっとした環境の変化が、僕たちの行動に影響します。

この環境の変化を使ってやるのに僕がよくやるのは、「面倒くさい」を利用することです。

例えば、辞めたい習慣があれば、ちょっと面倒くさくする。

  • テレビを見ないようにしたいなら、リモコンの電池を抜いておく
  • お酒を飲む量を減らしたければ、家にお酒を常備しないようにする

そんなレベルでも、十分効果があります。

逆に、身に着けたい習慣があれば「面倒くさいと感じる要素をかたっぱしから排除していく」

  • 本を持ち運ぶのが面倒くさいなら電子書籍にしてみる
  • 通勤電車でKindleを開くのが大変なら、オーディオブックを使ってみる
  • ヘッドフォンをちょっといいものにして、長時間つけても耳が痛くならないようにする

「意志が弱いから」とか「向いてないから」と、性格に理由を求める前に、環境をいじってやれば解決することはたくさんあります。

まとめ

僕が身に着けて良かったと思っている「環境を変える習慣」でした。

環境を変えるのも、変えたらいきなりすべてがバラ色というわけにはいきません。

試行錯誤は何度もあります。

けれど、環境を変えつづけていると、どこかで必ず「しっくりくる」瞬間がやってきて、いい方向に変わっていくことができますよ。

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