みなさんこんにちは、うさぼう(@usabo_tweet)です。
今回は”レビュー”について書きます。一括りにするには広くて深いトピックです。ふとアンケートをとってみたら32人の方に回答頂けました。たくさんの有益な気づきがあったので共有します。使えるレビューのタイミングを見つけてみて下さい。
レビューとは何か、レビューが必要な理由
振り返ることです。
対象はこれまでに実施してきたこと、計画や予定したこと全てです。
なぜ振り返るかというと、次の行動を決めるのに役立つからです。
掃除しないと部屋は汚れていきます。
時間とともに変わりゆく現実と、理想の状態のギャップを埋めるためにレビューは存在します。
ギャップの生じやすさは個人差があり、よってレビューの必要度合いは異なってきます。
レビュータイミングのアンケート結果
前置きはこのくらいにして、アンケート結果を共有しましょう。
日次が堂々の1位でした。
予想に比べると瞬時が多くて、週次、月次・年次が少なかった印象です。
タスク管理に興味関心の高い皆さんとはいえ、すごいことです。三日坊主の象徴である日記に相当する振り返りが一番人気なのですから。どれだけ継続上手なんだという感じです。
しかも面白かったのは、序盤は瞬時レビューが1位だったことです。
瞬時レビュー派はツイッタータイムラインの閲覧頻度も高く、レスポンスも早いことの現れなのでしょうか。
瞬時レビューという言葉に馴染みのない方にはこちらの記事をどうぞ。
jMatsuzaki: たったいま完了したタスクの感想を残す瞬時レビューが生活リズムをつくるのに良い感じ
いざ日次レビューをやろうとしてタスクリストを眺めても、いまいち思い出せない経験をしたことはありませんか。
タスク終了直後の感想は驚くほど忘れてしまいます。こまめに書いていくことは効果があります。
むしろそのほうが時間も短くて済み、精度も高まるというパラダイムシフトです。
日次レビューに使える質問テンプレート
良い質問は良い回答を引き出します。1日を10点でスコア化することがリズムを捉えるのに役立つこともありますし、アシタノレシピの殿堂入り記事にあなたにぴったりの質問があるかもしれません。
私の場合は、目下気になっているプロジェクトがどうだったかを振り返るのが気に行っています。
現在は以下の3つが気になるプロジェクトです。
- 執筆
- 仕事
- 家族
このリストがあれば、自動的に以下のような問いに答えることになるからです。
- 何を実現できたか
- 何が実現できなかったか
- どんな達成感が得られたか
- どんな課題があるか
記録する表を3マスにするか、3×4=12マスにするかで濃度が変わります。
レビューの記録方法
上記の日次レビューはGoogleスプレッドシートに表を作って記入しています。以前はEvernoteにノートを作っていましたが、他の日の記録と並べて見えるのが表のよいところです。
デジタルツールでも手帳でも構わないのでその時々の記録を残しておくことはお勧めします。過去の自分と向き合える、今との変化を楽しめるきっかけになるからです。
少数派だった週次、月次、年次レビュー
私は月次に1票を投じたのですが、想像以上に少数派でした。毎日だと吸収できない想定外の事態を1週間あると補うことができます。
1か月は新しいことを始めて形にするのに役立ちますし、1年を通して何かをやり遂げるには月単位で分割するのはちょうどよいです。
このあたりの魅力は別記事で取り上げたいですね。
その他興味深いレビュータイミングを紹介
セクション
1日を2時間程度の枠に区切った単位をセクションと呼びます。セクションは、睡眠による認知エネルギーの回復や食事の前後によって集中できる度合が変わります。個人差はあるので自分にあった箱の大きさに調節できるとタスクが進めやすくなります。瞬時と日次の間をとった効果的なタイミングです。
@AHaseve @hoppetagaotiru @usabo_tweet #たすくま でセクション毎のレビューを一昨日から始めました。とくに朝時間。早起きすることになったので、どんなタスクを持ってくるといいのかなって。リピートタスクに【レビュー】sec3-6とか登録しました。
— クリヤ (@KriyaMariko) 2017年2月4日
新月・満月
ムーンプランナー型のタイミングもありました。あえてずらすことでゆるやかな流れが手に入るのか、興味深いです。体調や気分と上手に向き合うには何が自分にあっているかいろいろ試してみるとよさそうです。
@usabo_tweet 満月と新月…
— のり☆にこにー♡くらしすたんと (@norixnori) 2017年2月4日
何も予定のない休日
週次レビューを心がけて、予定のあった週末に実施できずに不満を持っている方いませんか。心にゆとりのある休日に遠くを見つめるのはとても有意義で生産的な時間に感じます。
結局「レビュー」というのは、そのシステムにおいての「漏れ」や「ずれ」を補完するために行われるものの総称なのかも知れない。
自分にとっての「レビュー」は、「朝一に昨日の記録をつける時間」と、「何も予定のない休日のだらだらとした振り返り」が最もそれに近い。— ひばち @ 仕事は整理が9割 (@Evaccaneer) 2017年2月4日
レビューは一切しない
レビュー談義に花を咲かせていると、全くやったことがないとのご意見も。レビュー記録は次の計画に向けての中間成果物ではあるものの、過去を楽しむ要素も多分にあります。義務的にやらなきゃいけないものではないですよね。
@KriyaMariko @usabo_tweet @AHaseve @hoppetagaotiru レビューを全くやった事のない、#のきばトーク いわく「計画派」なので「記録派」の方々のこの質問自体がアメイジングです(*´-`)
— るう@おいしいワイン (@ruu_embo) 2017年2月4日
終わりに
いかがでしたでしょうか。
レビューは大事そう、レビューするとタスク管理がうまくいきそう、なのにレビューは続かない。
原因はレビューのタイミングが生活サイクルにあってないだけかもしれません。
ご紹介した様々なタイミングに様々な濃度でレビューをお楽しみいただけることをお祈りしております。
GTDをすればすべての全ての気になることが綺麗に片付くわけではありません。
気になることを保存すべき「適切なリスト」が簡単にわかるわけでもありません。
水が上から下に流れるためにはそこに働く重力を見極める必要があります。(倉下忠憲さんメルマガWeekly R-Style Magazine BizArts3rd連載より引用)
曖昧な気になることを脳がやるべきことに誤解してしまわないためにも、ほんの少しずつレビューしてスッキリしていきましょう!
ではまた2週間後に。

会社員をしながら「うさぼうの人生ダッシュボード化計画」という個人ブログを運営。夢中になって過ごす楽しい時間を増やすために、ハマりやすく続けられるゲームの仕組みを追求中。 アシタノレシピではプロジェクトマネジメントを楽しむ方法を紹介予定。