紙の手帳やノートをうまく使いこなせてなくて、「これだ!」としっくりくる方法を模索しているところです。
そんな私ですが、毎日ノートに書いていることがあります。
それは、自分の頭の中に渦巻くあれやこれやの思考です。
このノート術に特別な知識も技術も必要なく、毎日ノートを開いて、今頭に浮かんでいる言葉をノートに書きつけていくだけ。
誰かに見せるものではないので、キレイな文章である必要はないし、文章である必要すらありません。
私がやっているのは、こちらの本で紹介されている「モーニングページ」と呼ばれるものです。
モーニングページのやり方
モーニングページのルールは簡単。
- 朝の時間にノートを書く
- 毎日ノート3ページに書く
- 内容はなんでもいい
- 最初の8週間は見返さない
モーニングページに決まった書き方は一切ないし、書く内容も自由で、ポジティブなものでもネガティブなものでも好きなように書けます。
大切なのは、その瞬間に頭に浮かぶことをそのまま綴ること。誰かに見せるわけではないので、文章の構成や文法を気にしなくていいのです。
特別なルールとしては、「最初の8週間は見返さない」というもの。
書いた内容を一旦寝かせることで、短いスパンでは気づきにくい発見があります。
モーニングページという名のとおり、睡眠で頭がクリアになっている朝に書くことが推奨されますが、正直、朝の忙しい時間に3ページも書くのはハードルが高いです。
そのため、「時間はいつでもいいから、数行だけでも書き出す」と、まずは小さく始めて習慣化させることを目指しましょう。
モーニングページの効果
個人差があるかもしれませんが、私の感じるモーニングページの効果は次のようなもの。
- 頭がスッキリする
- 前向きになれる
- 過去の自分に励まされる
- ありのままの思考の記録が残る
- ブログネタが生まれる
モヤモヤした思いがあっても、紙に書き出すだけで頭が整理されてスッキリしたり、書いていく途中で解決策が思い浮かぶこともあります。
愚痴のような内容を書いていても、意識してそうしようとしているわけではないのに、不思議と前向きな気持ちになれたりします。
モーニングページを見返していると、過去の自分が書いた文章が、今の自分に対してアドバイスしてくれていると感じる瞬間があります。
頭に浮かぶ思考は、記録に残さない限り、そのまま(一瞬にして!)消えてしまいます。そして、それは自分以外の誰も復元できないし、自分でも復元できる保証はありません。
「記録するに値するほどの思考はしてない」と言われるかもしれませんが、それが世界を変えることはないとしても、未来の自分を救うきっかけになる可能性はあるのです。
あとがき
ブログ、SNS、日記など、アウトプットする方法は無数にありますが、そのどれもがある程度の型を意識しなければいけません。
型にはめようとする過程で、取り払われてしまう思考の断片があります。
そこで取り払われてしまうからといって、その思考の断片に価値がないということではなく、別の時、別の時間で花開くことだってあるのです。
そんな思考を無条件に受け止めてくれるのがモーニングページです。
自分の頭の中をどんな思考が駆け巡っているのか、ノートとペンで見つめ直してみませんか?
毎日を楽しくする情報を発信するブログ「さいんぽすと」を運営しています。おもしろそうなことを見つけると、すぐ行動するのが特徴。広島ぶろがー会主催の一人。3人の子供たちとの時間を大切にしつつ、自分の時間も楽しんでいます。
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