タスク管理でテクニックやツールより大切なこと

こんにちはー。コーチ萩貴史です。

今回は、「タスク管理でテクニックやツールより大切なこと」と題してお送りします。

少し前に書いた「自分の人生を生きるために心から習得して良かった3つの習慣」が好評だったので、3つの習慣ひとつひとつについて、もう少し詳しく書いているところです。

3つの習慣をもう一度振り返っておくと、

  1. 「環境を変える」習慣
  2. タスク管理で「自分との約束」を優先させる習慣
  3. ブログで好きなことを発信しつづける習慣

でした。

「環境を変える」のところは、前回「自分を変える努力も大切だけど環境を変える工夫を忘れずに!」でまとめています。

今回は、2つ目「タスク管理で自分との約束を優先させる習慣」です。

自由な時間を確保するための試行錯誤

僕のスタート点は、「自由な時間が欲しい…!」でした。

長時間働くのが当たり前のような職場に勤めていたので、やりたいことに使える時間が本当になかった。

そこで、いろいろと検索したすえに「タスク管理」に出会いました。

タスク管理を知った僕が、最初に取り組んだのは、仕事の効率化。

もっと短時間で、この作業を終わらせることができないか。

締切に追い込まれる前にタスクを終わらせていくことで、残業を減らすことができないか。

あれこれやってみたものの…あまり目立った効果を実感できなかった、というのが正直なところです。

確かに、仕事は早く終わるようになっていたんです。

けれど、空いた時間に自分のやりたいことができるようになったか。

答えは…「No」でした。

空いた時間に、別の仕事が入ってきただけ。

どんなに仕事を圧縮しても、結局他の仕事が入ってくるだけなら、自分のやりたいことができる日なんて永遠に来ないじゃないか。

ここにきて、僕は大きな勘違いをしていたことに遅まきながら気づきました。

僕はタスク管理や、仕事のコントロールをきっちりすれば、時間が空くものだと思っていました。けれど、それは仕事量が一定であれば、の話。

仕事が増えつづけるのなら、効率化したらしただけ、他の仕事が入ってくるだけだったんです。

会社での仕事を最優先する生き方を選ぶなら、その選択もアリでしょう。

ただ、僕はそういった生き方を望んでいませんでした。

自分との約束を優先する

当時の僕の優先順位は、仕事>自分のやりたいこと。

自分との約束は、もし実行できなくても誰も困らない。

けど、仕事の約束がもし守れなければ、他の人に迷惑をかける。

だから、仕事を優先しないと、と思っていました。

けれど、その優先順位の付け方をしている限り、やりたいことに時間を使うことはできませんでした。

そうすると、優先順位を変えるしかありません。

やりたいこと>仕事へ

優先順位を変えようと思った僕は、自分のやりたいことをやる時間を最初に確保して、残りの時間で仕事をやり切れるようにタスク管理を活用するようになりました。

そうしたら、ちょっとずつでもやりたいことが前に進むようになったんです。

これ、何かに似ているなぁ、と思ったら、お金を貯めるときの定説にそっくりなんですよね。

お金を貯める方法として、みんなが口をそろえる方法があります。

「収入が入った瞬間に、貯金したい額を別の口座に移動させる。残った額で、生活をやりくりする」です。

これを逆にして、「残った分を貯金する」と思うと不思議なくらい貯まらない。

時間も同じでした。

余った分でやりたいことをやろうと思うと、できないんです。

まず、少しでもいいから「やりたいことをやる時間」を確保すること。

その確保した「自分のための時間」を死守するためにタスク管理のツールやテクニックを使ってみる。

この順番が大切だなぁと感じます。

欲求不満を大切に

そうはいっても、いきなり一時間も確保するのは難しいでしょう。

もっと小さな時間でいいと思っています。

一日10分だって、5分だって。

5分? 10分?

それで何ができるっていうんだ?

そう思いますよね。

けど。

けどですよ。

いいんです、それで。

好きなことをちょっとだけ手をつけたら、「もっとやりたい!時間が足りない!」っていう欲求不満になりますよね?

この欲求不満のパワーがすごく大きくて。

「もっと時間が欲しい」と切実に思えばこそ、他の仕事を圧縮するようになります。

その流れを加速させていけば、好きなことに使える時間がだんだん増えていくはずです。

まとめ

もう一度まとめましょう。

  • 「空いた時間でやりたいことをやろう」は、「お金が余ったら貯金しよう」と同じ。まずできない。
  • 先に貯金するのと同じように、先に自分のための時間を確保する
  • 自分のための時間は、短くてもいい。「もっとやりたい、もっと時間が欲しい」と欲求不満がおきることが大事。
  • 「これだけ時間が欲しい」と思えば、タスク管理は自然と上達する

やりたいことをやる時間ができますように!

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