不安や恐怖を軽くするためにフォーカスすべきもの

今、悩んでいることはありませんか?

「悩みなんてない」という人の方が少ないかもしれませんね。人は誰しも、大なり小なり悩みを抱えているものです。

悩みに心を支配されているとき、モヤモヤして不安や恐怖といった感情に襲われ、悩みの種とは別の事柄にまで影響を与えてしまうため、あまり望ましい状態ではありません。

そんなとき、不安な気持ちを和らげるためにやることを紹介します。

コントロールできるものとできないものに切り分ける

世の中は2種類のもので成り立っています。

自分でコントロールできるもの」と「自分にはコントロールできないもの」です。

自分でコントロールできるのは次のようなもの。

  • 自分の行動、考え、解釈
  • 時間の使い方
  • 支出
  • ブログの更新

自分にはコントロールできないのは次のようなもの。

  • 他人
  • 時間の流れ
  • 収入
  • ブログのPV
  • 天気
  • 電車の遅れ
  • 渋滞
  • 過去と未来

自分でコントロールできるものは、人によって内容が変わってきます。

たとえば、日本の平凡なサラリーマンとアメリカ合衆国大統領では、本当に同じ人間なのかと思うほど、コントロールできるものに差があります。

コントロールできる内容の大きさが問題なのではなく、自分にとっての「コントロールできるできない」をきっちり切り分けることが、心を不安からすくい上げてくれます。

自分でコントロールできるものに集中する

問題を前にして不安を感じたときは、次のように自問してみてください。

今、自分にコントロールできるものは何か?

頭を整理するために、ノートに書き出してみるといいでしょう。

コントロールできるものとできないものの間に、はっきりと線を引くことが大切です。

そうすれば、幸か不幸か、想像以上に自分にはコントロールできるものが少ないことを思い知らされます。

それは、決して自分の力のなさを露呈するわけではなく、自分が専念すべきところへ導いてくれるのです。

というのも、コントロールできないことにいくら労力を注いだところで、そこになんの影響も与えられないばかりか、不安や恐怖といった感情が出やすくなります

言葉で説明すれば当たり前だと思うかもしれませんが、コントロールできないものをコントロールしようとしてしまうことは誰にでもあります。

たとえば、楽しみにしている屋外イベントがあるとき、天気が気になって何度も予報見てしまうことがありますが、いくら天気予報を確認したからといって雨雲が迂回してくれるわけではありません。

また、自分の思い通りに動かない人に対してイライラすることもありますが、イライラしたってその人の行動が改善することはありません。

自分にコントロールできるものを書き出してみれば、晴れたとき用と雨が降ったとき用の予定を立てておくこと、自分の気持ちを素直に伝えるくらいのことしかできないことが分かります。

コントロールできるものは最大限対処して、コントロールできないものは受け入れる、それによって不安が軽くなり、どーんと構えていられるのです。

あとがき

自分にコントロールできないものに対してイライラしたり不安になっている人を見ると、もったいないなと感じます。

無駄な労力を使っているし、その間ネガティブな感情とともにいることになるからです。

もっと他にやるべきことはあるし、楽しい時間を過ごしたいもの。

この考え方は、「7つの習慣」に出てくる「関心の輪と影響の輪」で学びました。気になる方は読んでみてください。

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