子供にメモを取る大切さを教えるためにやっていること

メモを取る習慣は、もっと早く身につければよかったと感じる習慣のトップ5に入ります。

だからこそ、子供には早い内からメモを取る習慣を身につけてもらいたい、と考えています。

メモを取る習慣は、小さな負荷で長期的に大きなリターンを得られるからです

とはいえ、過去の私がそうであったように、子供に「メモを取った方がいいよ」と言葉で説明したところで、簡単に身につくものではありません。

娘(6歳)が好きなキャラクターのメモを買ってあげたけど、すぐに持ち歩かなくなりました。大人でもメモを習慣化することはむずかしいのだから、6歳の子供が簡単にできるはずはありません。

言葉での説明ではうまくいきませんが、子供がメモの効果を実感できれば、メモの大切さを分かってもらえるのではないかと考えています。

そこで、子供にメモの効果を実感してもらうために試していることがあるので紹介します。

子供に身をもってメモの効果を体験してもらう

私にはメモを取る習慣があるので、そこに子供を巻き込むことで、子供がメモを取る理由を体験できるように工夫しています。

メモの習慣を見せる

子供が私に何かを要求してくることがあります。ほしいものだったり、行きたいところだったり、やりたいことだったり。

その要求がすぐに実行できないものだった場合、「いいよ。でも、お父さんはすぐに忘れちゃうからメモを書いた方がいいね」と伝え、子供の前でメモします。

これで「お父さんには忘れないためにメモを取る習慣がある」ことを印象付けます

子供には、親の真似をするという習性があるので、そこを刺激するわけです。

メモしないと忘れることを体験させる

運転中などすぐにメモができない状況のときは、「今はメモできないから覚えといて。あとでメモするから」と伝えるのですが、あとになると子供は忘れていることがあります。

そんなときは、「さっき覚えといてって言ったこと覚えてる?」と聞くと、「あれ?なんだっけ?」となるので、それを教えてあげるとともに、「メモを取らないと忘れてしまうね」と伝えます。

子供自身もメモを取らないと忘れてしまうことを体験させるのです

また、私がメモしてなくて何かを忘れていたときも(日常茶飯事)、「メモをしてなかったから、お父さん忘れてたね」と教えます。

こういう経験を積み重ねることで、人は誰でもメモをしないと忘れてしまう、メモを取れば忘れても思い出せる、ということを実感できる、と考えています。

最近では、子供の方から「お父さんメモしといてよ」と言ってくることもあります。そろそろ子供にメモしてもらうというステップに移ってもいいかもしれません。

あとがき

現時点では、まだ子供が自分でメモを取る習慣が身についているわけではありませんが、6歳の娘の中にメモが少しずつ根付いているように思います。

「勉強は大切!」といわれても勉強がおもしろくなることがないように、メモの大切さも言葉だけでは伝わりません。

どうしてそれが大切なのか、その理由が腑に落ちることが、子供が主体的に行動するポイントになるはずです

[追記 2017/05/03 08:32]

昨夜、娘とボードゲーム「カタン」をやっていたところ、ゲームの途中で寝る時間になったため、中断して翌朝続きをやることにしました。

そのとき、私は何も言ってないのに、娘が、ポイントを記録していたメモ帳に「あしたはおとうさんから」と書き付けたのです。

記憶ではなく記録、が身につきはじめているようです。

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