お久しぶりです。最近、タスク管理とは意識管理であると考えている、ハックの哲学のイド♂(@idomars)でございます!
今回は、そこのところの話をします。
時間管理はタスク管理ではない
みなさん、前々から「なんでコイツは時間管理のことを、『タスク管理』だなんて聞き慣れない言葉で言い表しているのだろう」とお思いだったかと存じます。
その理由のひとつは、時間管理という言葉では、時間という量的側面しか言い表せていないからです。
量と質、2つ揃わなければ何事も最大の効果は発揮されません。タスク管理で言えば、量の部分は「時間」、質の部分は「集中力」や「注意力」になります。
「時間管理」×「集中力・注意力管理」=タスク管理
であり、「時間管理」だけでは片手落ちなのです。
注意=>集中、そして意識
さて、「集中力・注意力管理」と書きましたが、集中と注意には時間的前後関係があります。
どんな時も必ず対象に注意を向けて、その後にその対象に集中することになります。
つまり、注意=>集中の順です。
集中の前に注意があるということは、注意なくして集中なし、注意を制する者は集中を制す、ということです。
そして、注意とは「意」識を「注」ぐこと。
そう、自身の意識を意図的にコントロールできるようになった時、タスク管理は完成されるのです。
意識をつなぎ止める
一口に意識をコントロールするといっても、様々な方法があります。
その中でも重要なのが、「意識をつなぎ止める」ことです。
対象に意識をつなぎ止めることができなければ、集中状態に入ることもできません。
集中のための第一歩が意識をつなぎ止めることなので、まずは「意識をつなぎ止める」方法からご紹介します。
意識をつなぎ止める道具
人間は1日に6万回思考すると言われているように、人間は素の状態だと意識があっちこっちに向いてしまい、意思の力で意識をつなぎ止めるのはとても難しいです。
そこで意識をつなぎ止めるために道具を使います。それはカウントダウンタイマーです。
目に見えない時間を見える化するカウントダウンタイマーは、対象に向けた意識をつなぎ止める最高の道具です。
一つの対象に意識をつなぎ止めたい=集中したい時間をカウントダウンタイマーにセットし、タイマースタートと共に行動を開始するだけで、意識の拡散を抑えられます。
カウントダウンタイマーの効果を発揮するためのワンポイント
カウントダウンタイマーを使う際、気をつけなければならない点が一つだけあります。
それは、「カウントダウンを常時視界に入れること」です。
前述の通り、カウントダウンタイマーの美点は見えない時間を見える化する点です。時間が確実に減っていると認識することにより、意識をつなぎ止める力が働きます。
なので、「カウントダウンタイマーをセットしたが、カウントダウンは目に入らず、いつの間にかカウントダウンが終了していた」という状態では、その時間の間、意識をキチンとつなぎ止められていたか怪しいです。
まとめ
今回から何回かに分けて、タスク管理と意識管理について書いていきます。
次回はわたしが具体的にカウントダウンタイマーをどのように使っているかをご紹介します。
それでは、よいタスク管理を!
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イド♂です。スイス・ドイツを経てイタリアで妻と子どもと生活しています。社会人になってからほぼ1年に一回、転勤や部署異動をしている経験から、多視点からのタスク管理論が持ち味です。ひばち(@Evaccaneer )さんと二人で、タスク管理イベント「TaskFreaks!!」を主宰しています。
テーマ別で下記2つのブログを運営していますが、現在のメインは「TaskArts」。Twitterですべてのブログの更新情報を流しています。
座右の銘 : 「生きるとはタスク管理することである」