うさぼう(@usabo_tweet)です。
「ライフイベントの波に抗わないタスク管理」で紹介した通り、人生にはちょっとしたタスクのやりくりでは乗り越えられないような波があります。
前回記事では「結婚」が仕事タスクに与えるインパクトと考慮点について紹介しました。
本記事では、タスク管理で仕事をスムーズにこなそうとしている人向けに、「出産」が仕事タスクに与えるインパクトと考慮点について紹介します。出産を迎える妻を持つ男性目線で書きます。
出産プロジェクトとは
「ねえ話があるんだけど」「ん?」
あらたまって妻から話があると言われ戸惑うところから始まります。
ドゥーテストのような妊娠検査薬の縦線の結果写真を見て状況を理解。
結婚プロジェクトも突発的と書きましたが、より計画予測が難しいでしょう。
なにせ授かりものです。
ちなみに出産や子育てにまつわるタスクはこちらにまとまっています。
情報はあります。便利な世の中です。結婚式の準備にゼクシイを読んだように、このときにはPre-mo(プレモ)という雑誌を読んだのを記憶しています。
例によって本記事では、それが仕事タスクにどういうインパクトを与えるのか、という観点でみていきます。
出産プロジェクトの特徴
出産プロジェクトには以下のような特徴があります。
- リスク管理が大切。
- 状況に応じた最適な体制がある。
- 逃してはならない最重要イベントがある。
リスク管理が大切
出産プロジェクトの成功条件は「母子ともに健康」であることです。
妊娠がわかってから出産までは時間があり、つわりがなくなり安定期に入れば安心、というものでもありません。また、妻が働いている場合は産休に入るまでは通勤時や勤務中のストレスなども気になります。
とにかく何か気になることがあれば病院で相談しつつ、いくら仕事が忙しくても妻からの電話やLINEを見落とさないことが大切です。
状況に応じた最適な体制がある
出産は妻だけのプロジェクトではありませんし、夫婦だけで乗り切れるものでもありません。
私たちの場合は、妻の母親が大変頼りになりました。実家の距離としては私の親のほうが近かったのですが、実の母親は心理的な負担も少なく大変お世話になりました。
また1人目の出産時には里帰り出産をすることにしました。
そのため毎週末は妻の実家に私が帰省し、月曜朝は実家から出勤するという生活をしていました。2人目の時は都内での出産でしたが、初めての時は勝手もわからず不安も多かったので頼りになりました。
逃してはならない最重要イベントがある
出産立ち会い。
立ち会わないことを選択する方もいるようですが、私は立ち会いをおすすめします。
陣痛が始まってから分娩室に入り出産するまでの時間は人それぞれです。
特に私の場合は週末だったため、陣痛の間隔が短くなっていく推移や、入院できるか病院に確認してまだ自宅で待てと言われたりしながらずっと時間を共にしました。
入院後も陣痛室で横にいながら背中をさする、というか全力で押していました。
さする程度の力では効かなかったようで、もはや分娩室に入る頃には私のほうがへばりそうになっていました。
出産時刻は朝方。
迫力のある看護師さんに背筋を伸ばされながらも立ち会えて本当によかったと思っています。
2人目の出産時は、なんと立ち会いに間に合いませんでした。
平日だったことと、誘発剤が想像以上に早く効いたためです。タクシーでプロジェクト現場から向かったものの、生まれた後の立ち会いになりました。
遅れてやってくる父親としての自覚
妊娠から出産まで十月十日といわれるように、出産までは1年近くの月日があります。
この間、子供を体内に宿しずっと生活を共にする母親と、父親では親としての自覚に差が出るのは仕方ないのかもしれません(あくまでも私感ですが)。
子供が可愛くて可愛くて仕方がなくなるのも、生まれたばかりよりも少しずつ大きくなり、笑ったり、しゃべったり、やりとりをするようになったほうが実感が強くわきます。
だからこそ、「出産立ち会い」は父親としての第一歩として逃さぬようにするのがよいと考えています。
終わりに
記事を書きながら出産イベントをあまりにも淡白にし過ぎていないか不安になりました。
しかしあらゆるケースを想定したり、一般化して書くことこそむしろ不可能です。
体験した私に書けること。
それは妊娠がわかってから生まれてくるまで過ごした日々や、生まれてからのことを思い起こし、いかなる仕事や自身にとって重要なタスクがあろうとも、母子の健康を最優先にし、そのための体制を組み、そしてやはり立ち会ってほしいなと思います。
次回は住宅購入について書きます。
会社員をしながら「うさぼうの人生ダッシュボード化計画」という個人ブログを運営。夢中になって過ごす楽しい時間を増やすために、ハマりやすく続けられるゲームの仕組みを追求中。 アシタノレシピではプロジェクトマネジメントを楽しむ方法を紹介予定。