ここまで「めざせ、日記大全」では、様々な日記の書き方についてをご紹介してきました。
ちょっと長くなりますが、リンクを一覧にしてみましょう。
1.新年「めざせ日記大全」始めます!
2.目標達成に役立つ4行日記のポイント、改善点、そして6行日記へ
3.人生のハイライトを作成する1行日記のポイントとその注意点
4.「天才」に向かって走り出すための日記、5行日記
5.あなたを少しずつ変える感謝日記、その効果とは?
6.朝と夜に分けて書くことで目標を達成する3分間日記
7.不安に対処し、目の前にことに集中できる杞憂日記
8.夢日記で夢の持つ2つの効果を活用できます
9.ゴールデンウィークの思い出づくりに家族日記はいかがですか?
10.ニュースに振り回されない、世界の見方を調律するアンチロマン日記
11.日記の効果を自然と実感できる連用日記のすすめ
12.モレスキンや測量野帳を日記に活用、すべてを記録するユビキタス・キャプチャー
13.文章よりもイメージで一日を把握したい、そんな方にはマインドマップ日記がおすすめ
14.他者への想像力を育てるシナリオ日記
15.あなたは何個知ってる?13個の日記の書き方を効果別にまとめました。
16.未来のための日記「未来日記」、用法用量にはご注意ください
17.選択の質を上げ、人生の質を上げる「選択日記」
18.日記で創作力を向上させるたった一つの方法「練習ノートABC」
19.日記療法で不安や緊張とうまく付き合えるようになっていく
20.あえて言うとタスクリストもバレットジャーナルも日記ですよね
21.あえて日記を公開する「公開日記」の効果とは?
22.「いいこと日記」と「ほめ日記」はどうして行動を変えるのか?
23.自分が知りたいポイントを記録する「定点日記」
24.写真や音も立派な日記になります(文章以外で書く日記)
こうして一覧で見てみるとなかなか壮観です。
今回は日記大全のラストとして、ここまで紹介した日記法の中から、新しく日記を始めるのにぴったりな日記法ベスト3を紹介したいと思います。
おまけとして「一工夫するならこの日記」ということで、日記をすでに書いている方にもおすすめしたい2つの日記法をご紹介します。
日記を始めるならこの日記
まずは「日記を始めるならこの日記」ということで、日記を始めるのにぴったりな3つの日記をご紹介します。
第3位 感謝日記
まず第3位は感謝日記です。
感謝日記は、今日あった感謝したいことを書くだけの日記とも言えますが、実は自分の凝り固まった主観を揺さぶってくれる日記でもあります。
自分が当たり前と思っているようなこと、
- おいしいものが食べられる
- 本が読める
- 暖かい布団で寝られる
それらはすべて当たり前ではないのです。
自分の凝り固まった主観を感謝日記で揺さぶってみましょう。
それは、自分の日々に新しい光を当ててくれるはずです。
第2位文章以外で書く日記
第2位は文章以外で書く日記です。
日記大全では文章以外で書く様々な日記も紹介しました。
例えば、写真です。
日記を書いていなくても、写真を頻繁に撮っている人はいると思います。写真を見返すだけで、その日のことをいろいろ頭の中に浮かんできます。
そう考えると、十分日記といえるでしょう。
そして、ほかにも日記となるものとしてタスクリストがあります。
タスクリストは自分がその日何をしようとしたか、なにを行ったかの記録です。そう考えると、十分日記といえるでしょう。
文章以外で書く日記のメリットは、今自分がすでに習慣としてやっていることに少し付け加えることで日記とできることです。
今の習慣に付け加えるだけなら、日記を習慣化しやすくなります。
写真、手帳への一言メモ、twitterにつぶやいていること
それらはすべて日記となるのです。
▼文章以外で書く日記過去記事
文章よりもイメージで一日を把握したい、そんな方にはマインドマップ日記がおすすめ
あえて言うとタスクリストもバレットジャーナルも日記ですよね
写真や音も立派な日記になります(文章以外で書く日記)
第1位 一行日記
一行日記は簡単な書き方であるにもかかわらず、日記のメリットを十分に享受できる日記の書き方です。
一行だけだからこそ、自分が一日のどんなことに注意を向けているか、重要と思っているか、そういった自分にとってのハイライトが分かります。
そして、一行日記は簡単に読み返せる日記です。
たとえば年末に一年の振り返りも簡単に行うことができます。
個人的には紅白よりも、自分が書いた一行日記を全部読み返したときの方が「一年が終わるのだなぁ」と強く実感しました。
また一行日記で日記の習慣のベースができれば、そこに他の様々な日記を組み合わせることも可能になります。
まさにコスパ抜群の、始めるのに適した日記といえるでしょう。
日記に一工夫
今すでに日記を書いている方も、さらに新しい日記の書き方を組み合わせてみてはいかがでしょうか。
そんなときにおすすめの日記も2つご紹介します。
アンチロマン日記
まずはアンチロマン日記です。
アンチロマン日記は、自分が日々接するニュースを記録し、ランキング付けをする日記です。
情報があふれかえっている今の社会では、情報をしっかりと咀嚼することが必要となってきます。
そのためには、一度時間をおいて接した情報を振り返ることが大切です。
自分が接種したニュースをランキング付けすることは、自分が接種したニュースをもう一度振り返るための簡単な手法です。
そして、こうしたニュースを蓄積することにプラスして、自分が必要となるような情報を検索できるようにすれば、仕事などにも役立つはずです。
選択日記
私たちの日々は選択の連続です。
その選択の質を上げるのが選択日記です。
自分の選択を記録し、振り返ることで、自分の選択傾向を把握し、修正することができます。
そして選択を記録していくと、自分の記憶にも自分の選択の傾向が蓄積されます。
その記憶は、実際の選択の場面でも、「あ、ここ選択日記で書いたところだ!」と某進研ゼミのマンガのような効果が出てきます。
選択日記をつけることで選択の質がいつの間にか上がっているはずです。
終わりに
去年のちょうど同じ日に始めた連載企画「めざせ日記大全」、様々な日記をご紹介してきました。
そして、私の中で日記とは何なのか、その一つの答えが出た気がします。
「その日に思いをはせることができるもの」
それが日記です。
たとえそれがたった一言のメモでも、一枚の写真でも、その日に想いを馳せることができるのであれば、それは日記です。
ひとそれぞれ、あなただけの日記があります。
ぜひ、軽い気持ちで日記を始めてみてください。
ゆうびんやでした!
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