取ったメモをきちんと見返していますか?
Writing Notes with Grammy / wickenden
打ち合わせや会議の際に急いでとったメモ、あるいは勉強会やセミナーで夢中でとったメモ、あなたはきちんと見返しているでしょうか?
「そのうち見返そうとは思ってるんですけど、なかなか…」そう思っているあなた。見返す気が起きないのは、読み返し難いメモだからかもしれません。
今日紹介する方法は、三色ボールペンを使った見返しやすいメモの取り方です。
三色ボールペン式メモのルール
(1)黒色で「事実」のメモをとる
(2)すき間時間で事実に対して追記をする。
→実際にとるアクションを赤色で書き、行頭には□を書く。
→自分の思考メモを青色で書く。
つまり、それぞれの情報が持つ「属性」に応じて、色を変えて書くということです。
ルールに従って書いてみたメモ
では早速、ルールに従ってメモを書いてみます。
会議が1/20に決定 → じゃあカレンダーに記入…会議室も予約だな…っと
Aさんが○○課に異動 → あらそうなのかー
マシンBの担当が変更 → えーと…ということは…引き継ぎだなぁ。じゃあやるべきことはまず引き継ぎ事項をリストアップかな?
C社に依頼している案件が遅れている → Dさんに電話しないと。じゃあまず電話番号を調べて、次に電話をタスクに追加だな。
試作品Dを追加作成する必要あり → これはタスクがたくさんあるからプロジェクト化だな~
これがルールに従って書いたメモです。
黒色だけで書いてみたメモ
さて、次に「アクション」や「思考メモ」も全て黒色で書いたメモを見てみましょう。
どちらのメモの方が後から見返しやすいでしょうか?
三色ボールペンでとったメモの見返し方
実にシンプルです。赤色で書いた□アクションのみを見返し、ToDoリストのようにそのまま実行してしまうか、タスク管理ツールに転記してしまえば良いのです。
チェックが済んだアクションに関しては□の中にレ点を記していくことで、そのアクションを実行/転記したかどうかがすぐにわかります。
なお、黒色でアクションを書きこんでしまった場合などは、赤色で下線を引いたり、線で囲ったりした後に、□を記述しておくことでフォローが可能です。
自分の思考を青色で区別するのは、事実と自分の思考とは別物として記録しておいた方が、後々役に立つことが多いためです。
メモの情報を色で識別する利点
このようなメモの取り方をする最大の利点は、メモをとりながら考えた「次のアクション」をすぐに確認できる点です。
単色でメモをとった場合、後から見返すときにその記述が「単なる事実」なのか、「次のアクション」なのかをまた判断しなおす手間がかかります。これはとても面倒ですし、時間のロスです。
また、アクションのみを別の場所に書き出すという方法もありますが、その場合はどの「事実」と「アクション」がリンクしているのかがわかりづらくなるので、「事実」と「アクション」はなるべく近いところに記述されているほうが良いと思います。
まずは「黒」と「赤」の2色のみでも十分に効果がありますので、メモの取り方のマイルールに悩んでいらっしゃる方がいましたらぜひ試してみてください。
はま(@Surf_Fish)です!あなたの暮らし・仕事を少し楽にするブログ「はまラボ」を運営しています。20代子持ち研究職。TaskChute公式エバンジェリスト。「記録」「習慣」「Evernote」が大好き。もっと詳細な情報・連絡先はこちら。