【ぼくらのタイムマネジメントストーリー】第4話 これならできる!今から始める簡単GTD(前編)



GTDとは

GTDという言葉を聞いたことはありますか?
GTDとは米国のコンサルタント、David Allenの著書「Getting Things Done」の略であり、一言でいうと「ナレッジワーカー(知識労働者)のための仕事術」と言われています。

GTDでは、以下のような5ステップに則り仕事をこなすことになります。

この手順により「次にやること」が常に明らかになるので、心理的な負担を減らし成し遂げたいことを実現するという効果を得やすいというものです。

複雑で肥大化し続ける「やらなくてはいけないこと」をスマートにこなし、結果的にタイムマネジメントにもつながるということで非常に定評のあるテクニックです。

たぁぼぉさんが書かれたこのエントリーは、まさにGTDの「収集」に当たる作業を示しています。

「やることリスト」を作ろう!

GTDの問題点

しかし初心者にとって、いかんせんこのGTDはその仕組みを作り上げるまでのハードルが高く感じられます。
最初のステップである「収集」、つまり「頭の中の気になることをすべて書き出す」ことをやらなくては始まらないのですが、この時点でなかなか大変なものです。
ここにつまづいて、結局GTDが実践できないと挫折してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

GTDをフォローする『ZTD』

そこで現れたのが『ZTD』という考え方です。
これはブログ「Zen Habits」の著者であるババウタ氏が提唱する「Zen to Done」の略で、GTDのシステムを一気に完璧に作り上げようとはせずに簡単な習慣から少しずつ慣らしてゆくことで、最終的にGTDを同じ状態へもってゆこうというプロセス指向の考え方をしています。

自分がやりやすいところから身につけていけばいいという、ゆるくて取り組みやすいところがZTDの特徴でもあります。
GTDに代わるもの、ということではなく、GTDにたどり着くための成長ステップを示す考え方ということですね。

私はどうしてもGTDの「収集」をする気になれなかったので、「処理」のステップから少しずつ始めたというわけです。

次回は、そのやり方をもう少し具体的にご紹介していこうと思います。

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