Straight roads…blue skies… / seanrnicholson
「やることを細かくしましょう。」「タスクを実行する際に迷わない程度まで細分化しましょう。」ってよく聞きますよね。
でも、「細かく」とか「迷わない程度」って実際どのぐらいなんでしょうか?私が思うに、それは次の2点を満たしていることだと思います。
(1)物理的行動である。
(2)とりかかっている姿を想像できる。
この2点を満たしているやることリストであれば、後からそれを見返した際にきちんと実行できる確率がぐっと上がります。
(1)物理的行動である
書きだした「やること」が物理的行動ではない場合、実際にとりかかろうとしたときに「まず行動を考える」というやっかいな手間が残るため、とりかかる確率が低くなってしまいます。
特に「~について決める。」「~について考える」などは、ほぼ間違いなく「~について調べる(情報を集める)」に置き換えが可能です。
これは何かを決める際には、決め手となるデータが必要だからです。
なお、この話についてはこちらの本に詳しく載っています。
(2)とりかかっている姿を想像できる
「物理的行動を書いてみたものの、これで本当にできるのかな?」そう思ったときは、やることリストに書かれている文面を見て、やることにとりかかっている状況を想像できるか試してみてください。
状況をうまく想像できないときは、「何を」「誰と」「どこで」「いつ」「どのように」「どのぐらい」のいずれかが欠けていることが多いので、それを付け足してみてください。
なお、「重要性の高いやること」に関しては、「なぜ」それをやるのか?ということも書いておくと、実行しやすくなります。
未来の自分は他人
やることリストをつくるとき、未来の自分は今の自分とは別人だと思ったほうが良いです。
やることリストを書きだしたときのようにモチベーションは高くありませんし、どういう目的・手順でやろうとしていたとか、どのぐらい重要に思っていたとか、全て忘れている可能性が高いです。
ですから、他人(未来の自分)が見ても十分わかるだろうと思う程度に丁寧に書きこんでおくことで、とりかかりの確率がぐっと上がるんですね。
今回の記事のまとめチェックリスト
最後に、今回の記事の要点をまとめたチェックリストを書いておきます。やることリストを書きだしたまではいいけれど、なかなか手を付けられない!という方はぜひ活用してみてください。
□それは物理的行動ですか?
□とりかかっている姿を想像できますか?
→できない場合「何を」「誰と」「どこで」「いつ」「どのように」「どのぐらい」を付け足す。
□とても重要なことですか?
→重要な場合、「なぜ」それをやるのかをメモしておく。
まだやることリストを作ったことがない方は、まずこちらのたぁぼぉさんの記事からどうぞ。
「やることリスト」を作ろう!
これ以上もう出てこないというところまで書き出したら、今度はその項目が細かく出来るかじっくり眺めます。先に挙げた「部屋の掃除」ですと、もっと細かく出来ますよね?例えば「机の上を拭く」や「掃除機をかける」 …
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