こんにちは、junです。
さてみなさんは、Inbox zero(インボックス・ゼロ)という言葉をご存知でしょうか?
Inbox zeroとは
Inbox zeroとは、GTDという仕事術の中に含まれるひとつの考え方でありテクニックです。
GTDについてはこちらの記事で解説しています。
【ぼくらのタイムマネジメントストーリー】第4話 これならできる!今から始める簡単GTD(前編)
【ぼくらのタイムマネジメントストーリー】第5話 これならできる!今から始める簡単GTD(後編)
頭の中にあるやるべきことを紙などに書き出し、それらをタスクやプロジェクトとして適切に振り分ける。
そうすることで未処理の物事を無くすという意味合いで利用される考え方、それがGTDでのInbox zeroです。
ですがこのInbox zero、実は仕事だけでなく生活のいろいろな物事に適用することができるのです。
そうすることで身の回りや思考が整理され、結果的に時間を効率的に使うことにもつながります。
「Inbox zeroを適用する」とはつまり、以下のふたつのルールを取り入れるということです。
- 入ってくるものの入り口(Inbox)を一ヶ所に定める
- 定期的にInboxの中を処理し、空にする
今回は実際私が生活の中にInbox zeroを取り入れて処理している8つの物事についてご紹介します。
メール
これは実践されている方も多いかもしれませんね。
メールは通常、メールソフトの受信トレイという場所に入ってきます。
この受信トレイこそがInboxです。
読み終わったメールや返信の済んだメールは、受信トレイにそのまま置きっぱなしにはしません。
そのようにしておくと、未処理のメール(未読、とは意味が異なります)と処理済みのメールの判断がつきにくく、思考を妨げる結果となるからです。
なので処理済みのメールはアーカイブという別のフォルダに移してしまいます。
私が利用しているGmailとThunderbirdというメールソフトでは標準でアーカイブという機能がついていますが、Outlookなどでもアーカイブというフォルダを作成することで同じことができます。
この方法で受信トレイを、1日1回空っぽにするようにしています。
デジタルメモ
外出先等で思いついたメモなどは、iPhoneのFastEverアプリを利用してEvernoteのInboxノートブックに送っています。
EvernoteのInboxノートブックに溜まったメモはToodledoに振り分けたりというふうな処理を、やはり1日1回行ないます。
FastEver 1.9.3(¥170)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: rakko entertainment – rakko entertainment(サイズ: 2.6 MB)
全てのバージョンの評価: (1,294件の評価)
アナログメモ
仕事中など、紙のメモ帳に書いたメモはちぎってメモカバーに入れています。
このメモカバーがInboxの役割をしています。
あとで内容をToodledoなどに転記して、1日の最後に紙のメモは廃棄します。
デスクトップ
私のパソコンのデスクトップはこのようになっています。
GTDの考え方をそのまま取り入れた構成となっています。
ファイルはデスクトップに散らかすのではなくInboxフォルダに入れておき、1日の最後に空にします。
スッキリしてますでしょう?
ちなみにアシタノメンバーのはまさんのデスクトップは、それをはるかに凌駕する驚きの白さだそうです。
[企画]デスクトップを晒してみます | はまラボ
机の上
クリアデスクという方針もありますが、仕事終わりには会社の机の上は何もない状態にして帰ります。
書類の紛失なども無くなりますし、何より見た目がきれいで気持ちいいですね。
iPhoneのホーム画面
アプリをダウンロードするとホーム画面が散らかってしまいがちですが、「ワンライン整理術」を用いることでアプリをきれいに整理することができるようになりました。
参考したのは以下の記事です。
これは真似したい!【まとめ】iPhoneアプリのスゴイ!整理術15選 #iphonejp #ipadjp – ライフハックブログKo’s Style
お金
給料が入ったら、奥さんに全て奪われ渡します。
その一部が私の一ヶ月分のおこづかいとして渡されるわけです。
この時点で私の手元というInboxにお金が入ってきたことになりますが、このあと金額のすべてをカテゴリ別に予算として振り分けます。
まずこれだけ貯金して、あとは今月昼ごはんに使って良い分としてこれだけ、飲み会などの交際費はこれだけ、というような具合です。
こうすることで、「使って良いのかどうかよく分からないお金」というのを徹底的に無くします。
時間
恵まれたことに、今のところ私たちには毎日24時間という時間が与えられます。
この時間というものにもInbox zeroを適用することができます。
時間にInbox zeroを適用するといっても、24時間すべてを予定で埋め尽くして空き時間をゼロにするという意味ではありません。
空き時間には「空き時間」という役割を割り当てておけばいいのです。
大切なのは、自分にどれだけ空き時間があるのかを把握できるようにしておくということです。
以上です!
このようにInbox zeroは様々な物事に適用することができます。
「目の前の物事を定期的に整理し、継続的に生活をコントロールすることのできる仕組み」。
これを作れるのがInbox zeroを取り入れるメリットだと感じています。
あなたも、なんとなくゴチャゴチャしてるなぁと感じる物事があれば、ぜひそこにInbox zeroを取り入れてみてはいかがでしょうか?
あとがき
先日、「1日5分iPhone+クラウド勉強術」という紙の本を出版いたしました。
書店でお見かけの際には「置いてあったよ!」と教えていただけるだけでも僕が喜びますのでどうぞよろしくお願いいたします。
岡野 純(@jun0424)です。
医療IT系サラリーマン/ブロガー/漫画家/2児のおとうさん。
「妻子持ちサラリーマンが仕事×プライベートまるごと楽しむための方法」を研究・実践し、ブログ『純コミックス』にて展開。 そのほかブログメディア『アシタノレシピ』連載、『タスクセラピー』コーチ。著書:4コママンガで誰でもわかる!Evernote超入門/マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 等。