私の愛しいアップルパイへ
ついにあなたにこの話をすべき時が来たようです。
この話をするために、今まで17の記事を「夢見るリアリストの熱情」と題して連載してきたようなものです。
私が”夢見るリアリスト”であり続けられるために、私が”jMatsuzaki”であり続けられるために取り組んでいること。
私は今日、我が「セルフマネジメント」の全貌をあなたに贈与しにきました。
夢を実現するセルフマネジメント
指をくわえて見てるだけでは、”夢”なんぞ空中にそびえ立つ楼閣のように無価値です。
日々の行動を理性的に律し、自分の体を夢に向かって前進させるには、自分自身を適切に管理しなければいけないでしょう。「セルフマネジメント」というやつです。
しかし日々の仕事に追われていると、仕事以外の時間を使って夢をみるなんて、とてもじゃないけど不可能に思えてきます。
まさに私がそうでした。マンションの片隅で人知れず自らの夢実現を決意したとき、私が最初に何よりも欲したのは“働きながら夢を見る方法”でした。会社に勤めながら残った時間を活用し、前向きに貪欲に夢にかぶりついていける、そんなセルフマネジメント手法でした。
私は今日この“働きながら夢を見る”ためのセルフマネジメント手法を体系的に整理し、その概念をあなたに惜しみなくお伝えします。
これは私の過去の経験や、数々の友人・先輩方の教えや、書籍などから学んだことの集合体であり、我が人生の根幹をなす概念です。
もちろん会社を辞めたい人だけに向けた話ではありません。会社から割り当てられた役割を反応的かつ防衛的にこなすだけでは無く、もっと主体的な活動をするためにも活用できます。空き時間を確保し有効活用することで、専門知識を学習したり、業界の最新情報を収集したりでき、より高みを目指せることでしょう。
セルフマネジメントを形成する4つのファクター
私のセルフマネジメントの考え方は、4つのファクター(要素)から成り立っています。
まず第一のファクターとして「決意からはじめる」考え方があり、これがセルフマネジメントを支える中心的なファクターになっています。全ての出発点です。
そしてその周囲には円を描くように3つのファクターが存在しています。
・重要なことを優先する
・思考の質を高める
・エネルギーを増やす
これら3つのファクターには優先度の差はなく、全てをバランスよく考える必要があります。どれかに1つに偏ったり、どれか1つがおざなりになってはいけません。
第1のファクター:決意からはじめる
第1のファクターは「決意からはじめる」です。
蚊のように狡猾に利害関係について考えたり、リスクを恐れて消極的な行動に出たりする前に、まず”決意すること”が全ての出発点になります。
「何が何でもやってのけてやる!」という強い決意を、あらゆるものごとの出発点にすることが、セルフマネジメントの極意です。
“失敗しないこと”ではなく”成功すること”を考え、”自分の行動は自分で選択できる”という考えを持つのです。”決意が行動を生む”という考えを持つのです。
外的環境に屈することのない強い決意を自らの中に発見し持続することが、まずもって重要な第1のファクターになるのです。
第2のファクター:重要なことを優先する
第2のファクターは「重要なことを優先する」です。怠惰を押しのけ、勇敢にも重要なものから取り組む強い意志は、必須の能力になります。
根幹をなすのは7つの習慣で言う第三の習慣に該当するもので、時間管理マトリクスの第二領域を優先する考え方にのっとっています。
時間管理マトリクスの概念については以下のエントリにまとめておりますので、ご参考として下さい。
タスクを実行に移す時は”緊急度”と”重要度”で4つに分類する(前編)
時間管理マトリクスとは、緊急度×重要度の掛け合わせによって作られる第一から第四までの領域のことです。 …
具体的な取り組みは一般的に”仕事術”や”ライフハック”と呼ばれるものです。
時間管理によって効率的な時間の使い方を考えたり、タスク管理によって処理すべきタスクの実行順序を整備したり、習慣術によって効果的な生活を無限に循環させたりすることです。
真に重要なことを見極め、それを優先的に取り組む能力の開発は、必ず取り組まねばならないことです。
第3のファクター:思考の質を高める
第3のファクターは「思考の質を高める」です。
これは“生産的な頭にする”取り組みです。自分を鼓舞させ、“問題”を考えるのではなく”解決”を考えることに全力を尽くすのです。
今日入ったレストランの店員のことや、先月の給料の使い道のことや、先週末のゴルフのスコアのことについて考えていた思考の質を高め、もっと生産的で夢実現に貢献することを日常的に考える頭に変えるのです。
自分の発言も他人の発言も、全てあなたの思考の質に影響を与えます。必要あらば非生産的な発言ばかりする人を避けるのも重要な処世術です。
さもなくば、夢と現実のギャップが摩擦を生じ、ネガティブ思考に陥ってズブズブと泥沼に埋没していくことになります。そして、気づけば一歩も動けなくなっていたということになりかねません。
常に頭の中に何を入れるべきかに注意を払い、それをコントロールするように心がけましょう。頭はデリケートです。実にデリケートです。思考の質を低下させない日頃からの気配りが大切なのです。
具体的な取り組みは、自分の頭にメッセージを送り届ける習慣を作ることです。
まずは自分の夢を書き出し、計画しましょう。夢を書き出し計画するというプロセス自体が、自分の頭へのメッセージになります。
それから、継続的に夢を読み返したり音読したり、具体的なアクションを検討したりすることで、届けたメッセージを消し去らないようにします。
これはひどく面倒なことで「馬鹿馬鹿しい」と言って疎かにしがちです。
しかし、ここを疎かにすれば、あなたの情熱の炎はすぐに消え去ってしまうことでしょう。
第4のファクター:エネルギーを増やす
第4のファクターは「エネルギーを増やす」です。
食事と睡眠に気を使い、運動を習慣化することで、仕事以外の時間も生産的な活動に没頭できる体力を作るのです。
運動は主体的に取り組まなければできないことですので、「第2のファクター:重要なことを優先する」能力を発揮する必要があります。
また、性衝動を創造的な活動に転用できれば、エネルギーを増やす近道になります。
誤解されがちですが、性衝動はコントロールできるものです。性エネルギーを肉体的に発散する方法しか知らない人間はエネルギーを無駄遣いしてるとも言えます。
時間をかけて訓練する必要はありますが、決意と覚悟があるなら試してみる価値はあるでしょう。
効果的なセルフマネジメントをはじめるには
今日は私が日々取り組んでいるセルフマネジメントの全体像を解説してみました。
これらのほとんどは約8ヶ月前から1つ1つはじめたもので、4つのファクター全てについて今からすぐ取り組むのは難しいかもしれません。
「それではいったい何からはじめれば良いと言うのか!?」
そんな金切り声を上げる方に朗報があります。
来る4月21日(土)に開催される「第一回アシタノワークショップ」で、私はまさにこれらの「はじめの一歩」について講演する予定です。
「第1のファクター:決意からはじめる」に焦点をあてながら、私がいかにしてセルフマネジメントを始めたのか、私の実際の体験談を踏まえて解説します。
あなたの行動を根底から変えるきっかけが欲しいのなら、私の口はあなたの耳にきっと相応しいはずです。
4月21日 第1回アシタノワークショップ(東京都)
記念すべき第一回アシタノワークショップでは、まずアシタノレシピのメンバーが過去に抱えていた悩みをどのように解決し、どのように明日を楽しくするための第一歩を踏み出したのかを解説します。 …
貴下の従順なる下僕 松崎より
システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログを通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。2015年からは「jMatsuzaki」名義でのバンド活動を開始。
もっと詳しく知りたい? ⇒ 「jMatsuzakiとは誰か?」