日記から始めよう。今日の記録を残すことが、明日を楽しくするための第一歩。 @bamka_t

この度、アシタノレシピへの寄稿の機会を頂きました、bamka_t (ばんか) と言います。

普段は「あなたのスイッチを押すブログ」にて、「ウェブサービスやiPhoneを活用して、いかに生活を豊かにするか」をテーマにブログを書いております。

さて、今回私がお伝えできる「明日を楽しくするレシピ」は、「明日を楽しくするために、今日の記録を残そう」というもの。

明日を楽しくするためには、いろいろな要素が絡みあっています。

それはタスク管理術や目標管理術、時間管理術などさまざま。どれか1つが重要なんてことはなく、それぞれがそれぞれ重要。これはもちろんです。

ですが、明日を楽しむためには、まずは今日という一日をシッカリと踏みしめる必要があるのです。

では、なぜ今日という日を記録する必要があるのか?じゃあ何を残せばいい?どうやって残せばいい?

今日はそんなレシピをお伝えします。

何もしなければ、日々は繰り返すばかり


photo credit: Βethan via photo pin cc

“明日” というのは、放っておくと “今日” と同じなのです。

何もしなければ何の変化もなく、今日という一日を繰り返すばかりです。

もちろん、本当になにも変化がないかといえば、そうではありません。変化は日々起こっています。そういう日々の変化の積み重ねがあるからこそ、目標を達成できたりするわけですからね。

では、なぜ今日と明日という短いスパンだと、変化や成長を感じられないのでしょうか。毎日が繰り返されるような感覚を覚えてしまうのでしょうか。

それは、明日になれば今日を忘れてしまうから。

昨日と今日。今日と明日。これらの違いがあまりに小さすぎるので、違いを感じることは非常に難しい。違いを何らかのカタチで残さなければ、頼みの綱はただただ自分の記憶のみとなってしまうのです。

そして、この記憶というのが、これまたどうして厄介なのです。

今日を残す意味とは


photo credit: notashamed via photo pin cc

人の記憶ほど、アテにならないものもありません。適当で、都合がよくて、曖昧で、自分勝手。過去の自分はいつだって、未来の自分が創りあげる虚像でしかないんです。

例えば、一年前の今日の自分を思い出してみてください。そのときの自分が何を感じて、何を大切にしていて、何を見て笑って、何を見て涙したのか。

きっと、思いだすことはできないでしょう。

冒頭のとおり、明日を楽しくするためには、今日を記録することが重要だと話しました。

ではなぜ、今日を振り返って記録することが大切なのか。

それは、今日という一日を無くさないため。今日の自分を生かすためです。

“時間がたつと、自分という人間は他人になる”

シゴタノ! 【グッ:006】 事実と感情を分けて書けば、次にすべきことが見えてくる

記憶というのは非常にあいまいです。メモという手紙を未来の自分に残さなければ、やらなくちゃいけない事さえ覚えてはいられないのですから。

今日の自分が何かを残さなければ、今日の自分はなかったことになってしまう。それは、とてもとても悲しいことです。

別に、流行り言葉のように「ライフログを残そう!」なんて言うつもりはありません。

ただただ単純に、今日という自分が生きた証を何らかのカタチで残しておきたい。それだけなんです。

今日という日の何を残すか・・・


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では、今日の自分が残すべき足跡はなんなのか。

私は非常にめんどくさがりですので、1から10まで記録することはできません。記録する重要性が頭でわかってはいても、それを続けることができないのですよ。

だから私は、3つのことを大切にしています。

1つ目は、感情の変化

自分がどんなことに涙をしたのか。何が悔しかったのか。どんなことに笑って、どんなことに喜びを感じたのか。こういう「自分の心の揺れ動き」を記録するようにしています。

私自身は、感情の起伏がとても少ない人間なのです。だから、感情の変化がとても些細で気づきにくい。気にしていないと、全く面白みのない人間なのです。

だから、感情の変化というポイントに焦点を絞ってます。「人間くささ的なもの」をもっと成長させたいって想いが強いんですよね。余談ですが、こういう記録が実は読み返したときに一番面白かったりするんですよ。

2つ目は、反省や教訓

どんな失敗をして、そこから何を学んだのか。これを残すことは、未来の自分が同じ過ちを起こさないためにも重要です。

私は「4行日記」という方法を取っています。

これは「日記を書くためのテンプレート」のようなもの。【事実】【気づき】【教訓】【宣言】という4つの項目に、今日という一日のトピックをピックアップして書く日記です。

型が決まっているので、あまり悩まずにサクサクと書けるのが特徴です。

3つ目は、「3つの良かったこと」

「3GoodThings」とも言われますが、書くことは言葉のとおりです。その日にあった3つの良かったことを思い出して記録する。これだけです。

でも、コレがなかなか面白いのです。どんなに些細でくだらないことだったとして、文字に起こして振り返ると、今日いう一日が色づく感覚があるのです。パパっとカンタンにできるので、かなりオススメですね。

今日のすべてを記録することはできませんが、こうやって3つに絞っていれば、案外続けられるものです。

もしどれか1つを書き損じたり、3つすべて書けなかった日があったとしても、それを気にする必要はありません。「そんな日もあったなぁ」程度に流しましょう。

そういう適当さも、続けるためには大切なのですから。

今日という日をどうやって残すか・・・


photo credit: Johan Larsson via photo pin cc

さて、記録する内容はお話しました。では、それをどうやって記録するかというお話です。

ここでは、私が気をつけている点を3つお話しします。

カタチにはこだわらない

まず、目的は記録を残すことです。それが達成できるのであれば、さほどカタチにはこだわりません。

写真であったり文章であったり、いろんなカタチがあります。最近では、ほぼ日手帳のデイリー欄を自由帳のように書きなぐっております。

ざっくばらんに、適当に。そうでないと、面倒くさがり屋な私は続けられないのです。

すべてはEvernoteへ放り込む

カタチにこだわらずにいられるのは、すべての記録をEvernoteに入れているからです。

iPhoneであればメールやカメラ、アプリを利用して残します。手帳に書いたことであれば、そのページを写真に撮ってEvernoteへ送信します。

どんなカタチであれ、Evernoteという1つの器に収まっていれば、それでOKなのです。

テンプレートを活用する

カタチにはこだわりませんが、書きやすくするための型は利用します。

文章を白紙から書き始めるのは結構大変なもの。何を書こうか、どうやって書こうか。そんな悩みがあると、どうしても筆が止まってしまいます。

ですので、日記などの文章を書くときは、アウトラインがある方がいい。そういう時に、テンプレートを用意しておくと便利ですよ。

詳細について知りたい方は、私のブログでもいろいろご紹介しているので、そちらも参照してみてください。

▼感情の変化に絞った日記の書き方について。
めんどくさがり屋な私のEvernoteライフログ事情。ログは感情の変化に絞ることにした。 / あなたのスイッチを押すブログ 

▼4行日記と、その書き方についての紹介です。
日記を書くならテンプレートを作ろう。4行日記とえばろぐのススメ。 / あなたのスイッチを押すブログ 

▼日記が面倒で続かない方は、テンプレートを活用しましょう。
3分×3テンプレートで続ける日記習慣。至高のライフログ ”日記” を楽しくカンタンに。 / あなたのスイッチを押すブログ 

■あとがき

明日を楽しくする。それはつまり、”明日”が来てからでは遅いのです。

明日を楽しく感じるのは、あくまでも今日の自分。「明日はどんな一日が待っているのだろう!」と、今日の自分が感じなければいけません。

その「明日に対するワクワクやドキドキ」は、今日の自分が演出しなくては。

そして、今日の自分ができることは、今日という一日を満喫し、その記録を残すこと。今日という一日を噛みしめること。これに尽きるのです。

どんなカタチでも良いですし、どんなに些細なことでも良い。それが例え、「なんでこんなくだらない事が面白かったんだろう?」と未来の自分が感じたって構わない。

けれでも、そのくだらない事に腹を抱えて笑ったという事実を、忘れてはならない気がするのです。

from your @bamka_t

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