やることリストと同じぐらい重要な「やっていることリスト」の3つの実践例

私は「記録すること」と同じぐらい「今やっていることの把握」を大事にしています。

今やっていることがすぐに把握できれば、作業に集中しやすくなる他、中断からの復帰も容易になるためです。

そこで今日は、「今やっていることがすぐわかる仕組み」について3つ紹介したいと思います。

1.やっていることリスト(Doingリスト)

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「やっていることリスト」とは、今とりかかっている作業を紙に書き出しておき、作業が終わったら取り消し線を引く、それだけのリストです。

ただそれだけなのですが、やってみると思いの外効果があることに気がつくと思います。

「やることリスト(ToDoリスト)」だけでは、自分が今どの作業にとりかかっているのかがわかりづらいです。

「やることリスト」のみを使っている方は、ぜひ一度「やっていることリスト」もお試しください。

↓そしてこちらは読んだら「やっていることリスト」をやらずにはいられなくなる参考記事です。
ゆっくりと動きながら高速でこなす、一流の研究者の Doing リスト | Lifehacking.jp

2.ダブルチェックボックス手法

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「やることリスト」に加えて「やっていることリスト」までつくるのは面倒だ、という人向けに良い方法があります。

それは「やること」の先頭と末尾にチェックボックスをつくる方法です。ちょうどこんな形ですね。

□やることA□
□やることB□
□やることC□

通常、やることリストは「やること」の先頭のみにチェックボックスをつくる形式が多く、その場合は作業が完了したらチェックを入れます。

ダブルチェックボックス手法では、作業を始めたら先頭のチェックボックスにチェックを入れ、作業が完了したら末尾のチェックボックスにチェックを入れます。

つまり、先頭にしかチェックが入っていない「やること」があれば、それは「今やっていること」という判断ができるのです。

私はこの方法を@kazumotoさんの著書『「うつ」とよりそう仕事術 』から知りました。なかなか便利な手法です。

3.TaskChuteを使う

TaskChuteとは、シゴタノ!の大橋(@shigotano)さんが開発されたExcelベースのタスク管理ツールです。

タスク管理ツール・TaskChute2 (C)

TaskChuteでは作業にとりかかる際に「開始時間」を入力し、作業が完了したら「終了時間」を入力します。これは何かに似ていますね?

そうです。先程ご紹介した「ダブルチェックボックス手法」です。

TaskChuteには「1日の終了時間が見える」「リピート機能が優れている」などの良い点がありますが、それに加えて「今やっていることがわかる」という良さもあります。

「やることリスト」「やっていることリスト」「ダブルチェックボックス手法」と順番に試してみて、さらにその先を試してみたくなった際にはぜひTaskChuteを検討してみてください。

4.まとめ

はじめにも言いましたが、今やっていることがすぐに把握できれば、作業の脱線防止効果や、中断からの復帰が容易になる効果が期待でき、効率的に作業を進めることができます。

少しの労力で大きな効果が得られる良い例だと思いますので、まだ導入されていない方は紙とペンの「やっていることリスト」からぜひお試しください。

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