マインドマップで「やりたいこと」を芋づる式に洗い出そう!



「やりたいことが頭の中にいっぱいあるので、やりたいことを洗い出したい!」
と思うのは、よくあることです。

『頭の中にある「やらなければならないこと」「気になっていること(問題)」を紙などに書き出す』
GTDでいうところの、収集ステップですね。

さてそういうとき、あなたはどうやってやりたいことを洗い出していますか?

思いついたことを、箇条書きで順番に書くのもいいですが、
こんな「頭の中をスッキリさせたい!いろいろと洗い出したい!」
というときに、マインドマップは効果を発揮します。

というわけで今回は、「マインドマップでやりたいことを洗い出す」ステップを簡単に説明しましょう!
マインドマップの基本的な描き方は、下記エントリを参考にしてみてください。

【マインドマップ1年生出張所】実際にマインドマップを描いてみよう!
論じるよりまず行動! 早速1枚マインドマップを描いてみるべし!

(1)気になる項目を一つ目の枝に書き出す

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これはしないと!と思っていることから、
なんとなくぼやーっと気になることまで、
「やりたいと思っていること」を、ひとつめの枝に書き出していきます

ここで、内容の階層を揃える必要はありません。
「そうじ」と、「台所」という、行動と場所などが並んでいてもOKです。

ここでは、できる限り「単語」で書くことがポイントです!
特に、「○○する」という、動詞は書かないほうが吉です。
そこまで書いてしまうと、その先に伸ばしていく言葉が、制限されてしまいます。

単語で書く、ということについては、下のエントリも参考に。

マインドマップはなんで単語で言葉を載せるの? 【 マインドマップ1年生 plus ライフハック! 】文章を単語にすることで得られるものとして、 ・作成時間の短縮化 ・発想の広がりの向上 なんてことが上げられます

(2)項目からさらに、やりたいことを伸ばしていく

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一つ目の枝に伸ばした「やりたいこと」からさらに、
やろうと思ったことをどんどん伸ばして行くきます。

このときも、階層や描く順番を気にする必要はありません
とにかく、「思いついたこと」を気にせず載せていきます。
気になるところがあれば、簡単に★マークなどつけて強調してもいいですね。

例えば上のマインドマップの場合、このような思考が行われています。

「そうじしないと、おふろと、トイレのそうじかな…。
トイレはブラシを干して、あ、芳香剤がもうすぐなくなりそうだから買いに行こう。
そうそう、おふろの排水口ネットも買わないと!
そうだ、頂いた名刺もスキャンして取り込もう。
本棚も片付けないとなあ…本の自炊してみようと思ってたんだ!業者に頼むか、道具をレンタルするか考えないと。
それに、そろそろ何冊か処分しないと、売ろうかな?誰かに譲ろうかな?」

マインドマップに書かれた順番通りに考えているのではなく、
思考が行ったり来たりしているのが分かるでしょうか。
このように、芋づる式に思考を引っ張りだすことが出来ることが、
マインドマップの持つ大きな利点です。

書いていて、先に書き終えた部分についてさらに思い出したことがあれば、
舞い戻って書き足してもいい
のです。
この「書き足し」が容易なのも、マインドマップのひとつの利点ですね。

(3)一通り書き終わったら、全体を眺める


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この「やりたいことを枝からどんどん伸ばしていく」作業を、他の枝でも行います。
この際も、枝から枝に舞い戻って構いません。
描く順序、構造の上下関係などは、一切考えなくて大丈夫です。

ひと通り思考がすっきりするところまで書き出したら、
書き上がったマインドマップの全体を眺めてみます。

そして「関係があるかも」と思うところがあれば、矢印で繋いでいきます。

・これは同じタイミングでやると良さそうだ
・買い物に行った時に一緒に買いに行けそう
・これはここにデータを入れておこう などなど…

繋いでいくと、こんな感じのイメージとなります。

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(4)それぞれの「やりたいこと」を処理していく

この後は、
マインドマップを直接消し混んでチェックリストとしそのまま使ってもよし、
マインドマップからタスクを転記して、 別のチェックリストを作成するもよし

ここからは、普通のタスク管理の話になりますね。

マインドマップに描いている段階では、タスクの粒度が大きすぎることも多いので、
必要あれば、別のマインドマップを用いて、
さらに細かい内容に分解していってもいいでしょう。

<参考書籍>

マインドマップでやりたいことを洗い出す利点は?

120527
そもそも、何故マインドマップでタスクを洗い出す必要があるのでしょうか?

マインドマップで「やりたいこと」を洗い出すのは、
一見、箇条書きでで書き出すのと似ているように思うかもしれません。
しかし、マインドマップを「やりたいこと」の洗い出しに用いるのは、
箇条書きにはない利点があるのです。

芋づる式に、やりたいことを思い出しやすい

マインドマップは、枝を繋いで描いていくものです。
だから、思考も細切れにならず、繋がって行きやすいのです。

そのため、「やりたいこと」を、芋づる式に引き出すことが可能です。

「トイレはブラシを干して、あ、芳香剤がもうすぐなくなりそうだから買いに行こう。そうそう、おふろの排水口ネットも買わないと!」
という例であれば、
”トイレの芳香剤を「買おう」”という思考が、
”お風呂の排水口ネットも「買おう」”と、別の部分の思考を芋づる式に引き出したことになります。

このような効果があることで、忘れかけていたことを思い出しやすく、
より効果的に「やりたいことを引き出す」ことが可能
になります。

全体俯瞰して、やりたいことの関連性を見つけ出せる

(3)で行った「関係があるかも、と思うところを矢印で繋ぐ」は、
実はマインドマップだからこそ出来る、重要なポイントです。

これは、マインドマップを全体俯瞰して、関連付けを行っています。

「全体俯瞰」で、やりたいことを全体的に眺めることが出来る。
「関連付け」で、やりたいことの関連性を見出して、整理ができる。

この2つの効果があることで、
「書き出しの段階で、やりたいことの上下関係や構造を考える必要がない」
というメリットも持ち合わせることになります。

書き出すときに上下関係や構造を同時に考えると、
やりたいことを思い出すのに、余計なブレーキが掛かってしまいかねません。

書き上がった後に、全体俯瞰と関連付けで整理することが可能なので、
書くときには、構造を考える必要はないのです。
それを知っているだけで、
マインドマップで思考を洗い出すときのすっきり感が格段にアップします。


マインドマップでやりたいことを洗い出す。
「やることがたくさんあるはずだけど、洗い出しが苦手で…」という方には特にオススメです。
マインドマップの練習がてら、ぜひ実際に描いてみてくださいね!

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