アシタノワークショップの講演でお話した、明日を楽しくするための7つのテクニック。
そのひとつに「発信する」というものがありました。
夢を叶えるための最強のテクニックはこのふたつ!【アシタノツール&テクニックVol.11】 « 4コマでわかる!ITのこと
そして「発信する」を実践するための最重要ツールといえるもの、それが「ブログ」です。
ブログは間違いなく私の毎日を楽しいものに変えてくれました。
今の私がここにいるのはブログを書いていたからに他なりません。
しかしただ闇雲にブログを書き始めたとしても、モチベーションが続かずにやがて更新を止めてしまう可能性が高いでしょう。
ブログによって明日を楽しむには、実はいくつかのコツがあるのです。
というわけで今回は「明日を楽しくするためのブログの書き方」というアプローチから、そのコツを8つにまとめてお話ししたいと思います。
1.「好きなこと」を書く
何はともあれ、自分の「好きなこと」を書きましょう。
「好きなこと」であれば何かしらネタは続きますし、書いていて楽しいものです。
「話題になりそうなネタ」や「収入になりそうな記事」を書くのがダメというわけではありません。
しかしそこに固執し過ぎると結局あまり楽しくなくなり、継続することが難しくなってしまいます。
好きなことをブログのネタにする、ということについては拙ブログにも書いていますのでご参照ください。
4コマでわかる!僕の「普通」はこれとこれ! « 4コマでわかる!ITのこと
2.「読んでもらうこと」を意識する
個人的な日記のようにブログを使うのも良いですが、やはり誰かに見てもらえることでブログを書く楽しさというのは格段に上がります。
そのためにはやはり「好きなこと」と言えども、「人に読んでもらうこと」を意識して書くことが大切ですね。
たとえばある程度のテーマやコンセプトを決めるのも良いでしょう。
そうすれば読む側にも目的が生まれやすいですし、書く側としても毎日のネタがカラーバス効果で見つかったりします。
また、何かしらのオリジナリティを盛り込めるとベターですね。
記事を見ただけで「あの人の記事だ」と分かってもらえるようにもなります。
例えば私のようにマンガやイラストを載せたり、「私の愛しいアップルパイへ」などとお決まりのキャッチフレーズを入れたりするだけでも効果的です。
そして、その記事が読み手にとっての「情報」であることを意識しましょう。
これは立花岳志さん(@ttachi)の著書「ノマドワーカーという生き方」に詳しく書かれています。
例えば「◯◯へ行って××を食べた」という他愛ない日記のような内容でも、「情報」という切り口で考えてみるのです。
途端にその内容は、これからそこへ行こうとしている、あるいは食べようとしている人にとっての有益なレポートとなるでしょう。
3.自分フィルターにかける
「ガッデム!こんな情報、すでに他の誰かが書いているじゃないか。今さら自分が書いて何になると言うのだろう?」
‥おっと、何者かが一瞬私の精神を乗っ取ったようです。
最近多いんですよねこういうこと。
それはさておき、こんなふうに感じてそのネタを書くのをやめてしまうのは大変もったいないことです。
二番手だって十番手だっていいのです。
なぜなら、読む人にとってはもしかして一番最初見つけたのがあなたの記事なのかもしれないのですから。
それでも書きにくいという人は、ぜひそのネタに対する「自分の想い」をふんだんに籠めてみてください。
自分というフィルターにかけたネタは、世の中にふたつとない貴重なエントリーとして生まれ変わります。
そもそも、ニュースや客観的な事実だけを毎日書いていても多分あまり面白くないのです。
情報としては後発な上に、誰が書いてもさほど内容に差がないからです。
反面、自分の想いを自由に書くようにすると、断然「書く行為」が楽しくなりますよ。
4.更新のリズムを作る
「週に一回は更新しよう」とか「月水金だけ書こう」と決めるよりも、実は「毎日」書くほうがラクだったりします。
「今日は書く日だっけ?」などと考える必要がないからです。
私自身は基本的に毎日更新するつもりですが、難しい日もあります。
そんな日は気にせず更新をお休みする、というくらいの緩めのルールでやっています。
毎日更新は生活のリズムを整える効果もあります。
私の場合前夜にネタを固めておいて、翌日早朝、仕事前に一気に書き上げます。
この行動が生活リズムのひとつの調律となり、気持ち良い毎日を作ってくれている気がします。
5.ライフログを兼ねる
ブログ自体を自分のライフログと考えると、更新を止めにくくなります。
ブログを途絶えさせること=あなたの人生の記録に空白が生まれること、を意味するからです。
その意味でも、やはりブログ更新は毎日がオススメですね。
6.アクセスを分析する
いくら人が読みに来てくれるようになったとしても、それを実感できなくては寂しいですよね。
ブログにどれくらいの人が来てくれているのか。
以前に比べてどのくらい増えているのか。
どのエントリーが人気なのか。
アクセス数だけに固執する必要はありませんが、これらを見える化してこそモチベーションにつながり、ブログの改善を図ることもできるようになります。
ブログサービスのアクセス解析やGoogle Analyticsなどを利用し、記録を取ると良いでしょう。
Googleリーダーに自分のブログを登録して、RSS登録者数を確認するのもオススメです。
7.ソーシャルメディアを活用する
毎日が楽しいと私が感じるようになった大きな要因は「コミュニケーション」にあると思っています。
黙々とブログを書いているだけではきっと得られなかったものです。
そのために、ソーシャルメディアを目一杯活用することが重要です。
ブログの更新情報をTwitterやFacebookに流すことから始まり、他の人の記事をシェアしてみたり、Facebookページを作ってみたり。
これは私が講演でお話ししたテクニックのひとつ、「仲間を作る」に繋がっていきます。
仲間を持つことの楽しさは昨日いとーちゃんも書いてますね。
8.リアルとつなげる
ブログで明日を楽しくするための活動はネット上だけで行うものと考えてしまいがちですが、実はそうではありません。
自分の「リアル」を巻き込んでこそ、ブログで明日が楽しくなるのです。
ブログを書くようになると現実にも変化が生まれます。
「ネタになるような行動」をしたくなるのです。
「Woooo!あれをやってネタにしよう!」
「Sweeeeet!これはネタになる!」
・・・。
そんなふうに常に考えてしまうような日々が始まります。
普通は落ち込んでしまいそうなミスや失敗も、ネタになると思えば「悪くない」と思えたりします。
日常がそのままブログネタになり、そのために日常がまた少しづつ変わっていく。
退屈と憂鬱でモノクロに見えていた毎日は発見と変化に富み、徐々に彩りを帯びた世界に変わっていくのです。
まさに「ブログを書くこと」が、現実とブログの好循環を生み出していくと言えるでしょう。
あなたはブログ以外にもやることがたくさんあるはずです。
せっかく貴重な時間を使ってブログを書くのですから、その相互をリンクさせて楽しさのサイクルを生み出しましょう。
このサイクルこそが、今の私の生活の「楽しさ」を形作るものの正体です。
特別な才能や文章力など必要ありません。
ただ上に述べた8つのコツを少しだけ意識して、ぜひまずは書き始めてみてください。
あなたの明日に、ブログとリアルのサイクルが心地よい音で回りますように!
岡野 純(@jun0424)です。
医療IT系サラリーマン/ブロガー/漫画家/2児のおとうさん。
「妻子持ちサラリーマンが仕事×プライベートまるごと楽しむための方法」を研究・実践し、ブログ『純コミックス』にて展開。 そのほかブログメディア『アシタノレシピ』連載、『タスクセラピー』コーチ。著書:4コママンガで誰でもわかる!Evernote超入門/マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 等。