仕事はいつも少し進んだところから始めるようにする

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photo credit: Danny Perez Photography via photo pin cc

私の愛しいアップルパイへ

私が以下の記事を皮切りに今まで唱え続けているのは、一か八かに賭けることなく必ず結果が出せる現実的な行動についてです。

現実に風穴をあけられるかは行動を生みだせるかにかかっている
世の中には数えきれないほどの成功哲学や自己啓発や幸福論があるにも関わらず、この世界がその本の中に描かれているような人間で溢れかえっていない理由はたった1つです。 それは“行動に移さないから”に他なりま …

“現実に風穴をあける”こと。

それはときに、うんざりするほど地味で泥臭い作業の積み重ねかもしれません。

今日紹介する行動はまさにそういったものです。しかし、積み重ねれば積み重ねるほど力強い効果を発揮する心強いアイデアです。

突破するのが最も難しい箇所

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photo credit: _Teb via photo pin cc

何か生産的で創造的で価値ある新しい仕事にとりかかるとき、その仕事を遂行する上で最も高いハードルはどこにあるでしょうか。

きっとあなたは今こう考えているはずです。「仕上げのところかしら、、、いえ、逆。最初よ。最初の一歩を踏み出して、仕事に着手するところが一番難しいわ。」と。

そうです。なんとも不思議なことに、それが重要であればあるほど新しい仕事に着手するのが億劫になるものです。

人は何かを始めようとすると、決して無視することの出来ない心理的不安に襲われます。完璧を目指すことや、人に受け入れてもらうことや、現状を変えることに対するプレッシャーを感じるからです。

そのため、不必要にメールをチェックしたり、ニュースをチェックしたり、TwitterやFacebookを見たり、机の掃除を始めたりして無意識の内に時間を浪費し、創造的な仕事は遅々として進まなくなるのです。

こうして先送りし続けた仕事にいざ覚悟を決めて手をつけてみると、思いのほか簡単に終わったという経験は誰しもがあるでしょう。多くの場合、仕事は「やる」か「やらないか」の選択でしかない場合が多いということです。

仕事はいつも少し進んだところから始める

最初の一歩にハードルがあるなら、事前に「最初の一歩」を用意しておけば、あなたの行動を強烈に後押しすることになるでしょう。仕事をいつも少し進んだところから始めるようにするのです。

今日私は、この「最初の一歩」を用意する方法として、2つのアイデアをあなたに紹介します。

1つは「チェックリスト」というもので、もう1つは「テンプレート」というものです。

チェックリスト

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photo credit: RXAphotos via photo pin cc

「チェックリスト」とは手順書のことです。

仕事を完成させるために必要な手順を1つ1つ箇条書きにしておき、上から順に実行していくだけで済むようにします。

その仕事に着手するためには、まずこのチェックリストを見ればいいという状態を作りだします。そうすることで、「さて、どこから手をつけよう?」というところから始める必要が無くなり、仕事はいつも少し進んだところから始められるわけです。

部屋掃除のしかたやイベント準備のしかたなどはチェックリスト化しておくと良いでしょう。

テンプレート

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photo credit: Marcin Wichary via photo pin cc

「テンプレート」とはアウトプットの雛形のことです。

仕事でアウトプットするものの共通部分をあらかじめ雛形として定義しておくことで、いつも白紙から始めることを防ぎます。

その仕事に着手するには、まずこの雛形をコピーして開けばいいのです。仕事に着手したときにはアウトプットはすでに途中まで出来ているわけですから、仕事はいつも少し進んだところから始められるわけです。

また、アウトプットイメージが事前に視覚化されていると、気分ののらない仕事でもどうにか前に進めることが可能になるでしょう。

報告資料や説明資料、メールの返信文などはテンプレート化しておくと良いでしょう。

「最初の一歩」の引き出しを増やそう

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photo credit: IronRodArt – Royce Bair (NightScapes on Thursdays) via photo pin cc

仕事に取り組みながらチェックリストとテンプレートを充実させ、使いながら修正していく習慣を身につけましょう。そして今日から1つ1つ、少しずつ引き出しを増やしていくのです。

そうすれば、着手するのが億劫に感じる価値ある仕事に、より多く取り組めるようになるでしょう。

その積み重ねはきっと”現実に風穴をあける”に足る結果をもたらしてくれるはずです。世界は行動に報いるからです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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