そのセリフを別の人に言わせてみる

尊敬する人や大好きな人にきつい物言いをされたり、見ず知らずの人にインターネット上で批判や悪口を言われると、あまり気分がいいものではありません。

悲しくなる、落ち込む、怒りがこみあげてくるといった、様々な負の感情が相手に対して湧いてきます。

そのまま感情の渦に飲み込まれる前に、試してみて新しい気づきがあったのが、「別の人から同じセリフを言われたらどう感じる?」という仮定です。

親密度を軸に、元の発言とは反対方向にいる人に言わせてみます。元の発言者が自分に近しい人でしたら、全くの他人、あるいはちょっとした知り合い程度の人に言われたと仮定してみます。赤の他人に言われたのなら、家族や友達に言われたと仮定します。

人格を真っ向から否定されるといったような誰に言われても関係なく嫌な場合はあります。ただ、仮の場合を想像してみると、意外と素直に受け止められることがあるのです。

発言者によって受け止め方が変わるのであれば、発言内容のみに対して負の感情が生まれたわけではなく、人のバイアスがかかっているのではないでしょうか。

冷静な方でしたら、誰に言われたか関係なく発言内容のみに対して考えられるのでしょうが、私は脳内で別の人に言ってもらって、「あれ、そんなに感情的になることではないかもしれない」とはっと我に返ることが多々あります。

尊敬するメンターに、「自分の感情を否定することはないけど、気持ちはそのままに視点をずらすことはできる」と教わったことがあります。今回の方法は、そんなずらし方の1つかと思います。

今日の処方箋

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小さく踏み出す!アシタノミニ処方箋」では、記事を読んで「すごいなー」と思うだけで終わりにならないよう、簡単に試せるような小さな工夫を紹介していきます。

あれこれ気軽に試してみて、続けられそうなことがありましたら、習慣にぜひ取り入れてみてください。

1つ前の処方箋「何かあった時のToDoリストを作ってみる」もどうぞ。

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