細かいテクニックは不要。たった1つだけ意識を変えるだけで、作業効率を劇的に向上させる方法があります。
それが「一点集中」。
言葉にすれば「そうだろう、そうだとも」と思われるかもしれません。ですがこれを実践できている人は、果たして何人いらっしゃるでしょうか。
今日はそんな「何のテクニックもいらない簡単な作業効率化メソッド」をご紹介します。
一点集中は作業効率を劇的に向上させる
何か別の事を考えながら手を動かす。こんなに作業効率が落ちるものもありません。逆に、一つのことに集中できた時は、目覚ましいほどの成果が得られます。「雨垂れ石を穿つ」という事です。
そもそも「集中」とは、何かの物事に対して意識を向け、それ以外の事は意識の外に排除することを言います。感覚を絞り込むような感じですね。
なので「一点集中」とは「馬から落馬」と同じ言い回しですね。「集中」したいなら、何か一つに絞り込んで、その一点に自分の感覚と行動を向けなければなりません。
出来ているようで出来ていない
「いやー自分は集中するの得意だから」と思われるなら、それは大方間違いです。これ、ホント “出来ているようで出来ていない” 典型だと思うのです。
例えばメール。仕事をしている中で、iPhoneがメールの受信を知らせてくれた。それに目を向けたら、Amazonで購入した商品の発送を知らせるものでした。
メッチャ気になりますよね。「いつ届くんだろう?!」ってワクワクしますよね。
でもこれって、目の前のことに集中できていると言えるでしょうか。否、集中できていません。
本当の意味で集中するなら、自分の集中を阻害する可能性のあるものを排除しておきます。例えば、iPhoneの通知が自分の目に入らないように、鞄の中にしまってしまうとかね。
他にも「急な打合せ」「トラブル対応への不安」「空腹」「電話」「話しかけられた雑談」などなど、自分の集中を邪魔するものは数多くあります。
「トラブル対応への不安」なんて、私はよくあります。「あのトラブルを解消するためにさっさと動きたいけど、優先順位はこっちの方が高いもんなぁ。でも、やっぱり気になるなぁ……」なんて、なんとなく地に足がつかない状態で手を動かしている。そんな事があります。
こうした事がないように、ちゃんとタスク管理をしておいて、いま目の前にある仕事に集中するんです。「気になるけど、それはさっき “後でやる!まずはコレ!” と決めたんだから、今は考えない!」と心に決めておきさえすれば、意識が乱れることはありません。
自分の集中を妨げるようなものは、予め排除しておく。準備できないものについては「No!」という勇気を持っておくことが大切です。
マルチタスクは良いの?
たまに「マルチタスクが良い」という話を聞きますが、これは No です。マルチタスクが良くないと言う理由は、実体験であるとともに、科学的にも立証されていることなのですよ。
いろいろなことを同時に行っていると、信じられないほど効率的に仕事をこなしているような気分になるというわけです。…(中略)…しかし、残念ながら現実の成果はその正反対となっています。
via:「マルチタスク」は本当に悪いのか、科学的に解明してみた : ライフハッカー[日本版]
つまり、マルチタスクを行うと “仕事をやった気になる” んです。スゴいスピードで作業をこなし、”効率的にタスクを実行しているように思いたい“。
ですが実際には、思っているほど作業が進んでいない。もしくは、マルチタスクを止めて一点集中していれば、もっと多くのタスクをこなせていたのです。
詳しい内容は以下のリンクを参照頂ければ分かります。科学的に、「マルチタスクって全然作業が進んでないんだぜ」というのを証明しています。
あとがき
一つのことに集中するというのは、思っている以上に難しいです。それは、日常の中に多くのノイズが絶えず降り注いでくるから。
本当に集中したい時は、それらのノイズをシャットアウトすることが大切。「ノイズになりそうだ」と思われることも、事前に排除しておくと良いでしょう。
あと、参考文献をご紹介。こちらの本も非常にためになると思いますよ。
それでは、今日はこのあたりで。
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