突然の単身赴任!家族を救った買物とは
今年の3月までの1年半、夫が仕事の都合で台湾に暮らしておりました。
そう話すと、決まって質問されること。
それは、「そんなに離ればなれで寂しくないの?」
そりゃあ、寂しいです。しかし、少しでも寂しさを紛らわすため、ある工夫をしていました。
タブレットPCをゲットしてビデオ通話アプリを入れよう
台湾への転職が決まったある日。私たち夫婦は奮発して買物をしました。それは、一人一台のiPadです。購入のきっかけは夫の一言でした。
「ねえねえ、iPadでSkypeとかFacetime使えば、(Wifi環境さえちゃんとしてれば)無料でビデオ通話できるんだよ」
・・・私、このときは「Skypeってパソコンじゃないとできないでしょ?」と勘違いしておりました。また、「パソコンでできるんだから、いちいち買わなくても」とも思いました。しかし、実際に使ってみると、大きな差があったのです。
タブレットの利点その1:操作がすごくカンタン
実際に使ってみたイメージは、それぞれの公式サイトの説明をみるとわかるでしょう。
Apple – iOS 7 – FaceTime
iPhone / iPod touch / iPad の標準装備アプリです
ビデオ通話の開始(iPad)-Skypeサポートページ
どちらも、最初の設定さえ済ませてしまえば、あとはアドレス帳を呼び出してタップするだけです。
通話を受けるほうも、スライドしたり、タップするだけ。
あとは、タブレットPCをうまく立てるスタンドさえつけておけば、「家族がのぞき込んでる窓」ができあがります。
タブレットPCにカメラもマイクもスピーカーも付いているので、ヘッドセットなどを用意する必要もありません。
タブレットの利点その2:場所をとらないうえ、持ち運べる
タブレットだと、立てておくスペースさえ確保出来れば、そのままつなぎっぱなしにしておけます。私は朝食のテーブル、洗濯物を干すときの棚、ベッドサイドと、あらゆるところに「旦那さんが見える窓」を持ち運ぶのです。
開けっ放しでも大丈夫な「窓」のように
そう、iPadを通して、日本と台湾をつなげる「窓」ができました。しかも、どれだけ開けていても大丈夫な窓。そうすると、一昔前では考えられなかったようなちょっと贅沢な使い方もできます。
習慣化
毎朝、夫が起きると、iPadから着信があります。その時間はちょうど私の朝食タイム(一時間の時差があります)。朝食をもぐもぐしながら、昨日あったことを話します。
また、私は洗濯や皿洗いをするのが苦手なのですが、そういうときは夫がiPadで海の向こうから見ていてくれます(苦笑)。不思議なものですが、見られているなあと思いながら、何でも無い話をしながらだとなんとか家事が進むのです。
気配を感じられる
意外に思われるかも知れませんが、朝起きてから出勤するまでの間、つなぎっぱなしにしていたのです。こっちをみていなくても、なんとなく気配を感じられるのです。これは、実際に一緒に住んでいた頃と同じ感覚です。おたがい違うことをしているのだけど、なんとなく気配を感じられる、そんな距離感です。
身近な人と試してみては
つなぎっぱなしでも大丈夫、そしてお互いがお互いを凝視していなくてもいい。そんな「テキトーさ」がちょうど良い感じです。今回は単身赴任先の家族をつなぐために使いましたが、別にそれに限りません。
361 お互い自宅で忘年会!Skypeグループビデオチャット飲み会やってみた | 純コミックス
忘年会やっちゃうのも愉しいですよね
打ち合わせだけに使うのはもったいないです。信頼のおける人とのゆるいつながりを保つため、気配を感じるためにも、使ってみてはいかがでしょうか。
2013年春から大学教員になった駆け出しの研究者。専門は行政法。
個人ブログとして対話をテーマとした「カフェパウゼをあなたと」を運営中。
http://kaffeepause-mit-ihnen.hatenablog.jp/