こんにちわ モンハコを主宰しております@rtakaoです。
年間100冊~150冊くらいのペースで本が読めるようになってきました。本は一冊1000円程度で購入できるもっとも手軽な情報収集手段だと考えています。
ただし、本は読んで満足して終わりということでは意味がありません。有益な情報はなんらかの形で自分の力にしていきたところです。また、著者の主張をなんでも受け入れて、事実上本に読まれてしまう状態も望ましくありません。
今回は、本の内容を鵜呑みにせず、かつ自分の思考や実践に変えていくために意識している本の読み方をまとめてみます。
基本は多読
よく一冊の本に救われたとか、感銘をうけたというエピソードを聞きますが、私はこういう経験は必ずしも多くありません(もちろんない訳ではありません)。
本の有益性は、多読の中で生まれやすいと私は考えています。一冊の本によって衝撃をうけることよりも、たくさんの本を読む中で気づくと累積値として自分の考え方の標準が変わっているこのほうが重要だと私は考えています。
いわゆる良書は、読み終わって気づくことのほうが多いのです。詠み終わってしばらくしたあと、気づくと自分の考え方や行動に変化している。こういう本が私にとっての良書だと考えています。
詳しく知りたければ類書を読みあさる
ある特定の分野について詳しくなりたいと考えた場合、対象のジャンルの本を5冊程度を類読するようにしています。5冊程度の本を読めば、少なくともそのジャンルについて知らない人に比べればかなりのアドバンテージを持つことができますし、曲がりなりにも専門家を名乗ることも可能だと私は考えています。
また、5冊程度の類書を読めば、著者によって主張が共通する点、異なっている点が見えてくるはずです。それらを読み比べることで、特定の著者の主張に飲み込まれず、自分の頭で比較検討することができます。
また、日本の多くのビジネス書は、海外の本を元に書かれている場合も多いので、ある程度知りたい分野の知識がついてきたら少し難解な翻訳書に挑戦するのもおすすめです。
誰に向かって書かれた本かは無視する
出版もビジネスなので当然売れるために書かれています。著者のノウハウや経験を元に、マーケティングのロジックによって、想定読者が存在します。 たとえば、自分に生きろ!と書かれている本は、これまで我慢して生きてきた意識の強い人に向けて書かれています。
こういう興味関心を煽る言葉に、振り回されすぎてしますと本に書かれている本質的な部分を見逃してしまうと考えています。
本をあくまでの著者の人生における経験を特定の角度から切り取ったものなので、読み手としては安易に賛同や反感を持たずに、著者は何を体験したのか、そして自分にどう取り入れることができるかに注力するようにしています。
編集後記
ここのところ、自分の読む本のジャンルが固まってきてしまっているのが、良くないなと感じはじめています。これまで読んでいないジャンルの本にもどんどん挑戦したいです。
ロスジェネ世代の新しい働き方を考えるブログ「モンハコ~問題の8割はコミュニケーション」を主宰しています。書評、ライフハック、心理学、iphoneネタを中心に更新中です。