仕事の基礎力を鍛える「ベーシックレシピ」シリーズを開始します

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これからしばらく、仕事の基礎力を鍛える「ベーシックレシピ」シリーズを書いていきたいと思います。カテゴリとしては以下の8つを想定していて、それぞれに5,6記事書いていく予定です。

・自己管理
・情報管理
・思考術
・アウトプット
・ビジネスコミュニケーション
・チームコラボレーション
・心と身体との向き合い方
・自己研鑽

40本以上の記事ですから、週に1回というペースでも一年近く掛かってしまいます。ペースを上げて、なんとか今年中には書き上げたいと思います。

■このシリーズの狙い

はじめて「GTD(Getting things done)」と出会った時の衝撃は今でも忘れられません。

当時、細々した雑用から中長期のタスクまで、様々な優先度、粒度、対応時期が入り交じった雑然としたタスクに頭を悩ませていた私にとって、それを捌くためのベストプラクティスが理路整然と一冊の本にまとまっていたことが兎に角衝撃的だったのです。

「先にこれを知っていればこんな苦労せずに済んだのに・・・」

こんな風に思ったことは、一度だけではありません。タスク管理で言えば「ストレスフリーの整理術」、目標にそった行動計画で言えば「7つの習慣」、アイデア発想なら「アイデアのつくり方」といった書籍と出会う度、私は幾度となくこの様な想いに駆られることになりました。

このシリーズの狙いは将に「知っておけば多少なりとも先々の苦労が避けられる知識の提供」にあります。

勿論、実際には一度自分なりに苦労をして、”解決策を求める”状態にならなければ、こういったテクニックを実際の仕事に役立てることは難しいのものです。単純な話で、解決すべき課題がないのであれば、解決策など不要だからです。

しかしながら、何か困ったことに出くわしたり、やりたいことが見つかった時、自らに足らないものを埋める手法をかじり識っているか否かで、そこから起こせるアクションのスムーズさも、精神的な余裕も大きく変わってくるものなのです。

■知っているだけでは意味はないが、知らなければ始まらない

もう一つ、目を背けてはいけない事実が、本に書かれている知識はあくまで一般論であり、あなたの置かれている状況にドンピシャでハマる事はまずあり得ない、という点です。

人それぞれ、現時点で保持している能力や担う役割、置かれている状況が異なります。課題もそれに対する解決策も人それぞれ異なって当然です。

一般論たる知識を実際の仕事に役立てるために必要なアクションは以下の2点です。

・知識を自らの課題にジャスティファイさせる試行錯誤
・ルールやツールなどの仕組みに落とし込み、改善を重ねる

実に地味な話ではありますが、試行錯誤と改善の2つに尽きると言うことです。ただ、これらをやるためには、最低限次の状態をクリアする必要があることにも留意が必要です。

・課題の解決策となりそうな知識を持っていること
・ルールや仕組みに落とし込める程度に理解していること
・ルールや仕組みをまずは書かれている通りに実践してみること

つまり、知っているだけでは意味は無いけれど、知らなければそもそも解決の糸口すらつかめない、ということです。

そして、それがドンピシャでハマらなくても、まずは書かれている通りにでもやってみるという段階まで行って初めて、試行錯誤や改善という次の応用フェーズに入れるのです。

■仕事の基礎力を鍛えよう

改めてですが、「ベーシックレシピ」は仕事の基礎力を鍛えることを目的としたシリーズです。

仕事を進める上で身に付けておくべき知識は様々ありますが、このシリーズではそれら知識を網羅的にとりあげ、一つ一つについて丁寧な解説を加え、先に挙げた3つの状態をクリアすることを目指します。

・課題の解決策となりそうな知識を持っていること
・ルールや仕組みに落とし込める程度に理解していること
・ルールや仕組みをまずは書かれている通りに実践してみること

あまりにも基本的なことを書くので、時には退屈と感じるかも知れません。それはそれで、あなたには基礎力が備わっているという事なのだと思うので、読み飛ばして貰っても良いと思いますし、復習がてらざっと目を通して頂ければ嬉しいです。

何はともあれ、これから暫く「ベーシックレシピ」シリーズを集中して書いていきますので、宜しくお願い致します。

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