「仕事にマンネリを感じたことはありませんか?」
こう尋ねられて、明確にNOと回答できる人は少ないと思います。私もNOとは答えづらいです。そこで今回は海外の取り組みを紹介しましょう。
自分のためだけの「1週間仕事プロジェクト」を作る
海外の英語サイトですが2007年に製作された oneweekjob.com というWebサイトがあります。このサイトの趣旨はサイト名「1週間の仕事」が表すとおり、誰でもこのサイトの運営者である「Sean Aiken」氏(当時25才)に1週間という単位で仕事を依頼できるという内容でした。(第三者に仕事を依頼するサービスではありません)
このサイトは世界中の誰でも、どこからでも「Sean Aiken」氏に仕事を依頼できました。そしてその対価は全てチャリティーに寄付するという仕組みです。そしてこのサイトの運営者は52週にわたり仕事を継続しました。
実際にどのような仕事が依頼されたかというと、マスコット役のアルバイト、リポーター、火山の調査、DJとしての曲紹介、ヨガの先生、ファッションのバイヤーなどです。
ただ1週間ごとに仕事が大きく変わる生活は一見楽しそうに思えますが実際は毎週新しい仕事に取り組む必要があるのでかなり大変です。
一方でもちろん、会社に勤めるビジネスパーソンがこのような一週間という期間限定の仕事をずっと続けていくことはできません。ただ毎週の仕事内容は変わらずとも、自分の気持ちをちょっと変えて、1週間をまるで一つのプロジェクトのように捉えてみることはできると思います。1週間の最初に計画を作り、1週間の最後に当初の計画との差異を確かめるだけですから。
あるいは、異なる1週間単位の仕事を52週も続けることは難しいですが、時々、身近な誰かから仕事の依頼を聞いてあげて、「1週間限定」で少し取り組んでみるのも気持ちよい気分転換につながるかもしれません。
■オススメのトピック・書籍
いつもと違う視点で、仕事の進め方を考えてみたいときに役立つ書籍を紹介します。
「デザインコンサルタントの仕事術」 ルーク ウィリアムス (著), Luke Williams (著), 福田 篤人 (翻訳)
内容は、アイデアの発想法からプレゼンテーションまで仕事のノウハウが書かれています。
アラキ(Twitter:@arakinet)です。外資系経営コンサルタントを経た後、皆さんと一緒に世の中に新しい前例を創ることを目指すベンチャーを新たに設立。ワクワクする発見を求めて経営戦略立案やIT、新規事業に関する仕事をしている30代。大手からベンチャー企業まで様々な業界・業種の方々と関わりながら暮らしています。