1月から3月は、春に向けて家電メーカーなどが新モデルを投入する時機です。例えば、パソコンではWindowsだけでなくMacBookの方も新製品の投入が予想されており、とても楽しみな時期。
その一方で、この新製品が発表されるとそれを購入すべきかどうか迷いませんか?
私の場合、気がつくと1時間くらいの時間があっという間に過ぎていることがあります。そこ今回はこういう時にどうやって過ごすと良いか、ちょっとした工夫を紹介します。
1.数字(金額)ではなく、イメージで価値を判断する
商品の購入は普通は「販売価格(金額)」が大きな判断基準です。しかし、より自分の感情を基準に購入の判断するために、あえて「販売価格(金額)」を忘れて、商品の使用イメージや自分との相性に注目してみましょう。
例えば、そのパソコンを使っている時の自分の姿を想像し、それが今の現実よりもワクワクするかを考えてみます。カフェや自宅で、新製品のパソコンを使っている姿を想像してみてください。広告や宣伝の映像に頼るのではなく、自分の頭の中でイメージしてみることが重要です。
その新製品でないと味わえない高揚感や充実感を自分が感じている様子がそこに浮かびあがるなら、購入を決断してみてはいかがでしょう。
2.新製品の情報を保存しておき1週間後にもう一度判断する
今すぐの購入に踏み切れない場合、新しい新製品の情報を掲載したWebサイトをブラウザやメールに保存しておき、1週間後に改めて見返します。
そして一つだけ注意点があるのですが、この新しい製品の情報を保存する時、「1週間後の自分は、どういう気持ちでその情報を見返しているか」を少しだけ想像しておきます。例えば、1週間後に同じ情報を見ると自分の気持ちは色褪せてしまっているかもしれません。或いは、逆により強く欲しいと思うかもしれません。
このように1週間後の自分の気持ちを事前に想像しておくことで、1週間経った後に行う「購入の判断」に迷いが少なくなります。
そして1週間後にその情報を見返した時、1週間前に抱いた気持ちを思い出しながら、より強く「欲しい」と思ったら購入へ踏み切ってみてはいかがでしょう。
■オススメのトピック・書籍
今回は、洗練されたデザインで有名なApple社の有名デザイナーに関する書籍を紹介します。
「ジョナサン・アイブ 」 リーアンダー・ケイニ― (著), 林信行 (その他), 関美和 (翻訳)
デザインの考え方だけでなく過去の人間関係についても書かれており、製品のデザインを起点に、良いプロダクトを作るための工夫を多く知ることができます。
アラキ(Twitter:@arakinet)です。外資系経営コンサルタントを経た後、皆さんと一緒に世の中に新しい前例を創ることを目指すベンチャーを新たに設立。ワクワクする発見を求めて経営戦略立案やIT、新規事業に関する仕事をしている30代。大手からベンチャー企業まで様々な業界・業種の方々と関わりながら暮らしています。