こんにちは。各週火曜日担当 「知的生活ネットワーク」の@Lyustyleです。
毎日子どもの悪いところばかりが見えて、しかってばかりいる。しかりたくないのに、しかりたいようなことばかりするのでイライラが積もる・・・。
そんな場合には、「リフレーミング」はいかがですか?
リフレーミングとは
リフレーミングとは、マイナスイメージの言葉を、プラスイメージに切り返してしまう魔法の方法です。
たとえば、「この子は落ち着きが無い」と言えば、その子どもをマイナスイメージでとらえることになりますが、このリフレーミングにより、一気にプラスイメージに変換することが出来るのです。
「この子はとても活動的だね」
いかがですか。
子どもの同じ行動でも、言葉で全く逆になるのです。
マイナスイメージの行動を、全く逆の枠組み(フレーム)でとらえなおすこと。それがリフレーミングです。
「口が悪い子だ」→「すなおな子だ」
「消極的な子だ」→「慎重な子だ」
「だらしない子だ」→「ゆったりしている子だ」
どれも、行動は全く同じです。
それを、別の言葉でとらえ直してみることによって、その子どもの別な側面がよく見えるようになります。そうすると、対応の仕方も変わってくるものです。もしかしたらしからずにすむこともあるかもしれません。
人間は言葉によって感情や行動が変わる動物です。
「口が悪いなあ」とおもうのと「素直な子だなあ」と思うのとでは、その子ども全体のとらえ方や、接し方までが変わってしまうことがあります。
私たち教師も、例えば、「なんてだらしない!」としかったあと、一人で教室に残っているときに「でも、ゆったりとしていて物事にこだわらない子なんだよな」と思うことで限りなく愛おしくなることもあります。自分でリフレーミングをおこなったわけです。これで翌日、満面の笑みでその子を教室に迎え入れてあげることができます。
毎日、お子さんの成長に接していると、本当にイライラすることばかりですよね。
そんな時、子どもの寝顔を見ながら、リフレーミングしてみて下さい。しかり方が少し変わってくるかもしれません。
それではまた、再来週お会いしましょう。
何か,子育てについてお悩みのことがありましたら,どうぞコメントをお願いします。
参考:リフレーミング辞典
いかに,様々な場面におけるリフレーミングの例が掲載されていますので,ご参照ください。
http://www2.gsn.ed.jp/houkoku/2011c/11c31/siryo/reframing.pdf
小学校の教師を33年間勤めています。
渡部昇一氏の「知的生活の方法」を読んで以来,忙しい中にも知的生活を求め続ける人生を送りたいと思ってこれまでやってきました。
2008年よりブログ「知的生活ネットワーク」をやっています。
BLOG:知的生活ネットワーク
Twitter:@Lyustyle